2007年09月11日

UCI MTB World Championship 2007

レース名: UCI MTB World Championship 2007
場所:Fort William, Scotland
WEB:http://www.uci.com
開催日:2007/09/08
天候:曇り時々小雨
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK
            後:S-Woks FastTrak LK
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas evel eye オレンジレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
     HRM    polar S725X
サプリメント レース3時間前補食      powerbar
            レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース60分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+レッド1&シャモアクリーム
結果 56位
内容:
今回の世界選手権大会は、いつもよりも意味合いが大きいレースだった。というのは、北京オリンピック出場権利をかけた、国別ランキングを上げるためにポイントを少なくなく1点でも多く取らなければならないのだ。
しかし、いざ、会場に来て、コースを走り、回りのムードを肌で感じると、それは確かに重要であるが、ここで実力を発揮したい!どこまで走れるのか!!いつもよりももっと速くはしりたい!!!という純粋にライディングの追求に対する欲求が高まり、プレッシャーを感じることなく、自然体で、自分らしく、集中して臨むことができた。
XCに先立って行われた、チームリレーでは、追い込んで走った中での課題とレースへのイメージをつかむことができて、その後のコーストレーニングで、対策をすることができた。

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©cyclingnews.com

ひとつは、サドルポジションの微調整。数週間前から、信頼のおけるJOEさんに、身体のアライメント調整をしてもらっているおかげで、脚の上がり、左右差が、だんだんと解消されていき、そしてそれを感じる感覚も、正確に認識できるようになったおかげで、今までのサドル高では、上死点で脚が詰まり右脚を外に開いて逃がしてやるようになったので、2mmサドルをあげて対応した。
次に、タイヤチョイス。雨が降り続くコンディションの中で、路面が悪化していると思ったが、砂のような土質で大きく悪化することなく推移しているので、グリップと転がりのバランスの良いサウザーウインド2.0(プロトタイプ)をspecializedで装着してもらいトレーニングを重ねて、そのハンドリングとこぎの軽さに満足していたが、前日のU23のレースを走った、幸平とケンのアドバイスから、雨が降っても完全ドライタイヤがいい!ということから、前日にファストトラックLKにチェンジ。このとき、エアバルブが不調で空気が入らなかったけど、ナショナルチームメカニックのバスマンと、スペシャチームのイタリアンナイスガイBenoのコンビネーションで、対策バルブに交換してバッチリ準備できた、多謝!!!
そして、ハンドルにバーエンドの装着。比較的ゆるい一定勾配で、アウターでゴリゴリ踏み続けていくクライムが長いので、また、おりゃ!とダンシングを入れるところが多いことから、急遽ケンからバーエンドを借りて装着、これがとても効果的だった、ここでも感謝!
しかし、前日にはトラブル発生・・・XTリアシフターのラチェットが壊れたよう変速がイマイチ、これはナショナルチームメカニックの仁木さんが発見してくれて、新しいXTRに速攻交換!またまた感謝!!!
しかし、このときに自分であわせたシフター&ブレーキレバーのポジションがイマイチで、レース中ダウンヒルで、操作がおぼつかなくなってしまった、反省、またシフトミスも多発させてしまった・・・反省

ともあれ、多くのサポートにより順調にバイク的には順調に当日を迎えることができた。また、フィジカルも良好に準備できた。チームリレーの高強度の後に、回復優先でコーストレーニングを重ねて、またステイしたホテルには、スポーツジムとプールがあったのでそれも活用して調整をしたり、マッサージも利用できたので、レース前2日間に通って筋肉的な疲労の除去もできたのは幸いだった。
フィジカルの好調は、ウォーミングアップのときから感じることができて、会場までのロードワークでは、バイクの進みの良さと身体の動きの良さ、また、周辺がとても混雑していたので)ローラー台でのウォーミングアップでも、ペダリング、高回転、高トルク、そして負荷に呼応したナチュラルな心拍の上昇、と申し分なかった。

十分な準備と、適度な緊張と集中、そしてアクティブにレースをまるごと楽しんでやるぜっ!というポジティブなリラックス状態で、スタートラインについた。

目の前まで強豪がひしめく、63番目から、6周回のトリップへと雪崩れ込んだ!
そう、まさにトリップ。スタート直後こそ、ガレ場で前と横との接触から、押し、が若干入って出遅れはしたが、あとは一列棒状でガンガン登っていく!どこもかしこもアウターで!ギアが足りなければダンシング!前に遅れをとらないように、空きあれば前に入れるように!コーステープも、たまには無視してでも、前に出る!そうしなければ前に出られてしまう!そんな緊迫した状況下、そしてハイスピードなライディングでは、きつい、つらい、と感じる前に、そのムードに引き込まれ、トランス状態、レースにトリップしてしまう!!これぞMTBレースの醍醐味!!!
そのため、詳細はあまり覚えてないが(苦笑、 とにかく 一人でも抜いて前に!前に!!前に!!!と走らなければ、抜かれて、抜かれて、抜かれてしまう!息つく暇なく踏んで!踏んで!!また踏んで!!!
くだりもブレーキをなるべくかけずに、遅らせるように、しなければ、ギューッと後続との差が詰まってしまう。ああ、レバーの位置がイマイチ、などと思っても無視、しておりゃ!っと下る。でも、遅いかったな・・・USライダーは速かった。
そのUSライダーとは上りで差をつけ、くだりで追い疲れるを、繰り返す。その間ほかの選手に追いついては、置き去りにして、を繰り返して、順位を上げていく。平坦では先頭交代をしたりして、ペースを保ち、上げる、いいパックだった!
しかし、5周目、そのパックが崩壊しかける、ここで、弱気が出た。前に一人で行けばいいのに、微妙にペースをあわせて、パックを維持してしまった。ああ、もっと、もっと強くならなければ。
ラストラップ。冷静に、パックを維持したりしたので、トランス状態から、ふっと我に帰ってしまった瞬間、アレ?辛いぞ!キツイゾ!と身体の状態を認識してしまった!!うげー、脚も身体も、そこらじゅう痛いぞ、と思って登り始めると、そこには幸平とケンが!「竹谷さん、UCIポイント!!!」うお!そうだった!!一点でも多くポイントとらなければならなかったのだ!!!
これでまたブーストがかかり、急加速!!!アクセル全開で、ピークを目指す。前の周回で見えていた集団崩れの数人を上りでごぼう抜きしていく!う~ん、爽快(笑
くだりも微かに見えるイギリス選手を目標に、漕いで、傾けて、踏ん張って、プッシュして、最後の最後で追いつく。これも抜いてゴールだ!と勢いよく追い越していくが、最後のガレた上りで、もう脚がいっぱいの上、ギアが一枚重く、前には入れてしまった・・・最後のスイッチバックを抜け、ホームストレートでスプリント!しかし届かず(泣

レポートも興奮とともに一気に書いてしまったが(笑、レースもフィニッシュタイム2時間28分53秒、と長丁場にかかわらず、あっという間に走り抜けてしまった。
冷静に分析してみると、トップは2時間17分6秒でフィニッシュ、その差は、11分46秒。自分よりも上位の選手は概ねスタートループ設定のある短めの1周目を通常の周回よりも1~2分速く回っているのだが、自分は混乱にもまれてほぼ同タイム。この1周目の混乱を上手く乗り切れるようになれば、それだけでも、数十秒~1分は短縮できるし、その後の展開も早いパックで走ることができるので、もちろんオーバーペースにならないようにだが、さらにスピードも上げられよう。そのためには、スタートのゼロ加速と、その最大パワーとスピードの向上のトレーニングに加えて、この独特の状況下への対応、慣れ、経験と積まなければならないだろうか。あるいは、混乱終了後に、ズバッズバッと追越できる、数秒~数十秒の中間加速のパワーとそのスピードも、トレーニングで身につける必要がある。また、くだりのスピード。これもまた、もっともっと必要だ。
準備と実践、この二つが、日本のトップから、世界のレベルへと、今後少しずつでも近づいていくためには絶対条件であることは、間違いない。どうとりくむか?自分自身の努力に加えて、大きな支援も頂ければ、これを段階的にクリアしていける術を見つけ出せることだろう。自分は後、数分、世界との差を短縮する、その先の差は次の選手がきっと埋めてくれる、そう信じられるレースだった。

2007年08月07日

2007 Asian Championship

レース名: UCI MTB アジア大陸選手権大会
場所:中国蘇州 中国選手トレーニングコース
WEB:
開催日:2007/08/03
天候:晴れのち曇り 酷暑
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008サンプル 
サドル    PHENOM 2008サンプル   
タイヤ    前:S-Woks Captain 2.0 2008サンプル
       後:S-Woks Captain 2.0 2008サンプル 
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー3,4+シャモアクリーム
結果 6位 
内容:
惨敗・・・この一言しかない。

開催地がレバノンから中国になったことで、アウェーでのさまざまな不利な条件化になることは事前に予想されていたが、まさか、ここまでとは・・・認識が甘かった。

大会日程は、十分な試走の出来ないように巧みにトレーニング時間を少なくなるように、また天候が気温40度、湿度90%近い高温多湿な酷暑での、熱順応期間も取れないように、レースウィークの金曜日、というメインイベントとは思えないスケジューリング。
レースコースは、中国選手のトレーニングコースで、各選手たちは十分以上に訓練を積んでいた、そう彼ら、香港選手も含む、選手たちは、トレーニングというよりは、さながら軍隊のような訓練、それも相当厳しい訓練を積み重ね、そこから勝ち残ったものが、代表として、この決戦を迎えていた。

厳しい中国選手の取り組み、若い香港選手の伸び、いずれにも遅れを取っていた。
そして、この2つは1つのチームとして機能していた。トレーニング、対策、サポート、すべて同一だった。選手村となったホテルにも滞在せず、独自の、そしてベストの条件を用意していた。
対して、自分は・・・・準備も甘かった。

レースは、スタート直前の不可解な行動の数々から幕を開けた。
スタート2分前のアナウンスがあった直後、コースを逆送してくるジープが!何事かと、一瞬、集中が途切れる。UCIコミッセールも怒鳴り声を上げてこれを退ける。しかし、カウントダウンはとまっていなかった。騒然とする中で、15秒前のコール、気持ちを切り替え集中を高めて号砲を待つ。スタートの合図はピストルの音、それに身体が反応するように、意識を高める。
“ピーッ”という甲高いホイッスルの音が鳴り響く。
「何だ?」と、思ったときには、すでに中国、香港の選手は軽快にスムーズなスタートダッシュを決めていた。
アクシデントなのか、初めから予定されたイベントだったのか、それを証明すること出来ないが、大会全体を含めて、総力戦を臨んでくる中国パワー。
スタートダッシュも力強く、ラインもたくみに差が広がってしまった。それでも、直線部分で、8番ぐらいまであげてSTにはいった。
そこで、今度はカザフスタンの選手に対しても、甘さを露呈した。
そいつは、はじめからレースを、ゴールをすることを目的としない、妨害要員だったのだ。目の前での妨害走行、抜かせないための蛇行、ありえないほどにブレーキをかけてのスロー走行で、リズムを狂わされ、集中が怒りに変わってしまった。業を煮やし、コーナーリング、ブレーキングセクションで、やつの後輪やリアディレーラーへ、バランスを崩させるか、バイクトラブルになれとばかりに、前輪を激しくぶつけていく。しかし、こちらもふらつきなかなか前に出るとが出来ない。横にならび追い越しかけるとバイクを幅寄せ一緒に玉砕とばかりにぶつかってくる。それでも、怒りのパワーで肩を当てながら前にでることに成功するも、バランスをとりながらの上りコーナーで、後輪を当てられバランスを崩したところで、また前に出られてしまう。
そこからのハイクセクションでの邪魔をしながらの徒歩、さらには、ぶつけてきて、バランスを崩させる。後ろにも選手が詰まっていて、野口選手、辻浦選手が含まれる。彼らにも執拗に邪魔をし続ける。韓国選手とは殴りあう様子も見られた、絶句した。3人がかりで何とかカザフを退けたが、こちらの足を踏み返され、シューズに穴が空くほどだった。
野口選手、竹谷の順で、山頂のジープロードまで延々と続く激坂を上っていく。
暑い、暑い、から、頭が、身体が、熱い、熱い、へと変わっていく。熱砂h病の予兆を感じつつ、前を追わなければ、という思いが、焦りが募る。
その思いは、野口選手も同じようで、第2フィードゾーンを過ぎてからのSTのカーブの続く激下りで、下りの巧者である野口選手が転倒してしまう。そこから、前に出て、第3フィードを抜け、激下りの第2ST,第3STを抜け、ロックセクションのDHを抜けようやく1ラップを終える。
そこから第1フィードでの情報によると、トップを独走中の香港、今回枠を狙っている最大のライバル選手と、すでに2分以上、との大きな差が開いていることを知る。
「なに!?」驚き、しかし、小野寺、幸平、が前を追っている事を聞き、ペース配分を悩む、カザフの妨害で失ったロスがあり、走力はイーブンか、そして飛ばしていて後半失速するかもしれないことから、女子選手は軒並み後半タイムが落ちていたから、ここは無理をするべきではないと、しっかり、丁寧にペースを刻むように走る。しかし、この判断も甘かった。
自分では安定したペースで上っていても、どんどん体温は上昇を続け、視界がチカチカ、頭はクラクラ、身体のキレが失われていく。携行しているエネルギードリンクでもいいからどんどん頭から被って、オーバーヒートを防ぐようにする。この辛さの中で、前を追うべくペースを上げなければならなかったのだが、小野寺、幸平がいるから大丈夫、などと甘えが出てしまった。2ラップを終えたタイムも、数十秒上がるに留まり、香港との差は縮まらない。
そして、3ラップの最初のSTで、幸平が失速していて、追い抜き、先行する。
まずいぞ、レースが半分終わって、追えるのは小野寺と、自分だけだ。追わなければ!
焦りがミスを誘発する、単純に見えて、スピードを上げようとすると、露出した岩が、厳しい斜度が、ペダリングを、ハンドリングを乱し、踏んでも踏んでも、思うようにスピードが乗らない。それでも、スタッフからも、香港はぺースダウン気味で、順位を落としていることを聞く。今やらなければ!だが、力を振り絞っても、速度は思うように上がらず、体温ばかりが非情にも上がっていくことを感じる。このころから薄雲で僅かに涼しくなってきているにも拘らず・・・さらに視界には、香港選手ではなく、小野寺の背中を捕らえるようになってしまった。
ラストラップにはいった、香港との差は?
縮まっていない・・・しかし、諦められない。小野寺と共に、出せる力を振り絞り、山頂を目指す。そこで、彼の背中に、転んでもいいから飛ばしていけ!と最後まで諦めずに戦うように激を飛ばす、それは自分自身に向けて発したものでもあった。
ふらふらでも、疲れても、スピードを上げるべく、下りではブレーキをなるべくかけないように、飛ばしていく、が、STのコーナーでぶっ飛び、ネットに助けられる。最終ロックセクションを抜けるこころには、雌雄は決していた、弱かった、甘かった、悔しかった、情けなかった・・・

4年に一度の想い、自分ではもうこの惨敗の無念を晴らすことは出来ないだろう。
しかし、次の誰かが、果たしてくれるだろうことに、自分自身もできる限りの尽力しなければならない。

2007年07月26日

2007 MTB Japan National Championship

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©Joko


レース名: JCF MTB 全日本選手権大会
場所:秋田県仙北市田沢湖スキー場特設コース
WEB:
開催日:2007/07/22
天候:曇りのち晴れ
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008サンプル 
サドル    PHENOM 2008サンプル   
タイヤ    前:S-Woks Souserwind 2.0 Prototype
       後:S-Woks Souserwind 1.8 2008サンプル 逆ローテーション
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 優勝 
内容:

もっと、もっと、速く走りたい!

レースに臨むキモチ、レース中のキモチ、レース後のキモチ、すべて変わらない・・・

1年に1度、その年の日本一、日本チャンピオンを決める全日本選手権への想いは、毎年特別なものがある。今シーズンは、2位というレースが続き、この全日本選手権に向けて、どのようにアプローチするのか?勝てるのか?という自分に対して疑心暗鬼な思いを抱いていた。また、日本期待の若手がヨーロッパでのワールドカップ(WC)を私の期待とは裏腹な結果で終えたことで、「よし自分自身で挑戦してみよう!」と、急遽カナダに飛んだ6月末、WC2連戦を走り、脳裏に焼き付けた想い、身体に刻みこんだ感覚、それを再現するべく走る、帰国後最初のレース、それがこの全日本だった。

もっと、もっと、速く走りたい!

全日本のために走ったWCだったはずが、WCでの想い、感覚を具現化するために走る全日本へと、その動機を、アプローチをがらりと変えて、結果に対しては、無心で、無欲で、臨むことになるとは、自分自身想像もつかなかった・・・ただ、ひとつの想いのために走るレース。

もっと、もっと、速く走りたい!

そのための努力は、WCに行く前から、そしてカナダ遠征中、そして帰国後、秋田へ滞在しての調整期間中も続けた。身体は、筋肉、血管を鮮やかに浮かび上がらせられるようにシェイプ、その体重は、シーズン序盤最高67.8kgあったものが、記録した中では最低61.5kgと最大6kg、平均的には4~5kgの減量を果たした。努力と苦労もしたが、ひとつの想いのために、達成することが出来た。

もっと、もっと、速く走りたい!

努力はサポートへも波及効果をもたらす。スペシャライズドジャパンが2008モデルである、超超軽量ホイールである、ROVAL CONTROLをサンプルながら自分の決戦用としていち早く用意してくれたのだ。ホイールの性能を生かすためのタイヤも、ブランニューのサウザーウインド、キャプテン、ストームと、いずもれも約500gという軽量チューブレスタイヤも用意してくれた。このなかで、CONTROLとサウザーウインドのホイールとタイヤのコンビネーションの素晴しさは、自分自身もWCという世界最高峰の走る実験室でその性能を体感、結果を実証済みで、さらにワールドチームのライダー&メカニックも絶大な自身と信頼を寄せていた。
その軽量な足回りを転がすためのペダリングパワーを発生させる基部ともいえるサドルにも、MTB用にスペシャル設計されたPHENOMを装着、これも腰周りはおろか体幹の安定性を高め、ライディングフォームをブラッシュアップしてくれた。

もっと、もっと、速く走りたい!

この想いの追求のため、自分自身の肉体にも、EPICや機材にも、妥協は一切したくない。
レース中の走りもそうであるべく、自分で決めた、自分に課した。
スタートから、誰よりも速く!1周目も、2周目も、そしてゴールでも、誰よりも速く!

もっと、もっと、速く走りたい!

その想いは、スタートダッシュからSTへのアスファルトの上りを1位で駆け上がらせ、1周目にはすでに2位に差をつけ単独1位へと導く。2位と一分差、6周回だから6倍、6分差で勝ちたい!自分へのノルマと挑戦だ。
2周目では決定的な大差をつけた独走状態に。それでも自分の想いは、

もっと、もっと、速く走りたい!

3周目ではスペシャライズドチームスタッフから、後続とのタイム差は測定府の名まで開いたことを告げられる、大事に!トラブルなく!当たり前で、大事な忠告だ。それでも想いは、
もっと、もっと、速く走りたい!だったのだが・・・・
全日本選手権、日本一、日本チャンピオン、連覇・・・そのタイトルの重み、大きさから、自分の中で、不安、躊躇、そして甘えと弱さが芽生えてしまった。
4周目、パンク、メカトラブルの不安が頭よぎり、ハイペースでのくだりを躊躇させる。3分以上差をつけたから大丈夫なんだからペース落とせよと甘い囁き、そしてそれに従う弱い自分がそこにいた。
5周目、情けない、弱い自分に腹が立つ!その程度か!?

もっと、もっと、速く走りたい!

そうだろ?自分に問いかけ、ペダリングセクションでなんとか気を取り直し、再び踏み始める。しかし、一度落としたペースは、自分のイメージとは裏腹に思うように上がらない。それに、苛立ち、また腹が立つ。
ラストラップ、レースの勝利は絶対的、すでに確定している。しかし、自分自身への敗北もまた確定的だ。
どうすれば、もっと、もっと速く走れるのか!自問自答を繰り返し、ゴールを迎えた。
全日本選手権、日本一、日本チャンピオン、連覇、たしかに嬉しい、しかし100%満足しない自分ではバイクは降りる定番の、TKガッツポーズは出来なかった。自分自身への気合入れる咆哮とともに再スタートをきるためのゴールラインとしたかった。

もっと、もっと、速く走りたい!

その想いは今も変わらない。
今何をすべきか、今出来る最善をつくすこと、それを考えて、考え抜いて、実践していきたい。

2007年07月08日

UCI MTB World Cup XC #5 Saint Félicien, Quebec, Canada

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©:cyclingnews.com

レース名: UCI MTB World Cup XC #5
場所:Saint Félicien, Quebec, Canada
WEB:http://www.nissan-ucimtbworldcup.com
開催日:2007/07/01
天候:曇り時々雨
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks Sauser Wind 2.0 Proto Type Ver.
            後:S-Woks Sauser Wind 1.8 Proto Type Ver.
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti short spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
            レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー2+シャモアクリーム
結果 58位
内容:
先週の借りを返す時がきた、自分自身への。
悔しさ一色のレース後、極度の疲労状態で眠れぬ夜が続く。時差ぼけか、無念からか・・・気持ちは次のレースへと切り替えても眠れない、単純に時差ぼけか?睡眠薬でもサプリメントでも何でもいいから飲んで寝ようと思い、ファーマシーで睡眠サプリを入手飲んでから、ようやく何日かぶりの安眠を手にすることが出来た。追い込んだ身体は疲労を強く感じているが、キモチの張り、精神力からか疲労に負けずに集中してレースまでの時を過ごす。コーストレーニングでは、誰もが口をそろえて難しいと言う(メカニックたちスタッフは試走をした後、楽しいな~、あのジャンプ飛べたか?などと心底楽しんだ模様)シングルトラックにより、そのほとんどを構成されたコースを入念にチェック、攻略練習を行う。路面荒れていて、岩や木の根がむき出しに張り巡らされている箇所が多い。また、激登り、激下り+ロックセクション、など気が抜けない。さらに、MTBパークの一部も通り、人造ロックセクションのテーブルトップや、胸のすくスムーズな加速を味わえるバームなど、も多数含まれていて、走るだけでも、楽しい!楽しい!!こんなファンなコースで全開のレースを思いっきり出来るなんて、MTBレーサー冥利についるというもの。悔しさや、思いテーマはどこかへ葬り去られ、ただ単純に上手く走りたい、速く走りたいという思いだけが募る。前日には Filip(今大会13位フィニッシュ)とも一緒に走り、世界トップ選手の走りのイメージをインプット。
集中とリラックス、上手くバランスのとれたまま小雨交じりのスタートを切った。
厳しい坂のジープロードを登るスタートループ、このあと1周目の正規ループに入るところは、立体交差の狭い橋がある。追い上げても難しく、そこで必ず渋滞するはずなので、そこまではウォーミングアップのつもりで、相変わらず定位置の最後尾付近を走る。案の定、ボトルネックで詰まる、トラッフィクジャム!とジョークも選手や観客からあがり、リラックスしたポイントを抜けてからレース開始だ。短いジープロードでSTまでに少しでも追い越していく。STでも激坂で渋滞、ドロップオフでも渋滞、押して歩く、とても遅い・・・数秒で通過するところが数十秒かかる感じで、どんどんトップとの差は開いていく。
しかし、焦りはない、この位置は自分の実力だから、ヤレヤレだ。しかし、集中は切れることはない。
遅い進行ペースの中でも、自分が周りにいる選手よりもはるかに楽に、そして速く走れていることを理解する。いまはまだ、試走だ、落ち着いていこう、と言い聞かせ、トップと4分30秒差で1周目を終える。
2周目~3周目は、選手もばらけて、マイペースで走るようになる。マイペースといっても巡航ではない、前にいるであろう選手達を一人、また一人と追い抜いていくための、加速!加速!!加速!!!いくつかのパックを追いつき、そして追い越していくことを繰り返す。なかには、U23のUSAチャンピオンSUBARU-GARY FISHERのSCHULTZ Samuelも置き去りにしていく。程なく降り始めた雨の影響か、タイヤがドライタイヤなのか、まったく走りに精彩を欠いていた。前走者もまだ元気なものが多く、追いつくたびに抜く場所、タイミングを選ばないと簡単には前に出れない。時々ラインを変えてスリップしたり追い抜こうとして遅れたりもして歯がゆい。
4~5周目は、さすがに疲労感が出始めるが、それでも集中と加速を止めることは知らない。トップとのビハインドは毎周2分ぐらいに抑えているので、必ずファイナルラップに入れると、固く信じて走り続ける。追いつく前走者もヘロヘロに疲労しきっている者が多くなる。しかし、しかし、自分は自分に負けない、言いきかせて、辛い脚でも踏むべし!踏むべし!この一踏み、一踏みが必ず力になることを信じて。
そして運命のファイナルラップ!コントロールラインを最終回を知らせる鐘の音と共に通過!!やった、と心の中で小さなガッツポーズ!!!これで完走だ、もうペースダウンしてもいいぞ、楽に走ろう・・・
なんて考えは微塵もナシだ!!!自分はレースをしにきたのだ。自分でゴールを、限界を決めてはいけない。最後まで攻めるのだ。冷静で、客観的な自分が、熱く自分をプッシュする。コースにたくさんいた観客も、いまは勝者を称えるためにゴールに移動して、今はもういない。しかし、コースマーシャルがまだ前に選手がいるぞ、と檄を飛ばしてくれる、ありがたい。ほどなく、一人をキャッチ。もう力が残っておらず、激坂で押して歩いている。ワールドクラスの選手でもここまで疲れ切るまでに追い込むものなのか・・・世界トップまでの道は厳しく、そして遠いことを実感した瞬間だ。そしてさらに、他のマーシャルも、あと2人、いけるぞ!とさらに熱く応援してくれる!! I can do !!! と残してもてる力振り絞り、前を追う、追う、背中が見えてきた、Todd Wells、アテネオリンピックUS代表選手だ。彼ほどの実力者も憔悴しきっている、レースは厳しい・・・あと一人いるはずだ、しかし前には確認できない、ここまでか、と思った瞬間、開けた激坂ゲレンデで視界に捉える、オーストラリアチャンピオンのウエアを着ているぞ!ここを上って下ったらゴールまであと僅か、この登りで追い抜かなければ、と最後の力を振り絞る。あそこまで、あそこまで、とSTの下りまでに追い抜こうとするが、彼もペースを上げ逃げ切られてしまう・・・
Chris Jongewaard、オーストラリアチャンピオンであり、オセアニア選手権チャンピオンでもあり、オーストラリアでのロードレースでも大活躍している選手だけに、さすがだ。しかし、最後の最後まで諦めない!激坂STを終え、ゴールまでの短い上りで追いつき、最後の最後の直線で並び、ゴールラインで追い越した!!彼はこちらに気付かず安心していたようだが(苦笑
結果は58位、トップとの差は14分58秒と、あれだけ頑張ってもその差は大きい。しかし近年日本人選手では成し得なかった差に留まることが出来たことは上出来だろう。そして、時間を経た今、思うことは、やはり、悔しい、悔しい、だ!!!追いつけない理由なんてたくさんある。いや、追いつけなくて当然だ。しかし、その事実に対して悔しさを感じられる自分がいることは、まだ自分に行うべきこと、伸びしろがあることもまた事実なのだろう。
若手の壁、全力で臨む自分を越えていく者の出現、日本MTBのレベルアップ、それに加えて、世界トップとの差を詰めていくこと、全てはこれからの努力、努力、努力で何とかなるもんだ、そう思える”もう一人の自分”に出会えたレースだった。

No Way ! No Limit !

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©:cyclingnews.com

UCI MTB World Cup XC #4 Mont Sainte Anne, Quebec, Canada

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レース名: UCI MTB World Cup XC #4
場所:Mont Sainte Anne, Quebec, Canada
WEB:http://www.nissan-ucimtbworldcup.com
開催日:2007/06/23
天候:晴れ
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK Proto Type Ver.
            後:S-Woks FastTrak LK Proto Type Ver.
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
     HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
            レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果75位 (-2Lap)
内容:
人生初となるWorld Cup挑戦だった。結果は推して知るべしであったが、ただ、ただ、挑戦してみたかった。
このレポートを書くいまとなっては、時間がだいぶ過ぎて冷静に結果と内容を受け止められるようになった。75位、トップから遅れてしまうことで、7周回のうち5周回しかできないマイナス2Lap。去年の世界選手権でも、日本人上位の自分が同じような結果だったので、これが一つの壁だと思っていた。少なくとも自分はそう思っていた、この翌週のレースを終えるまでは。
会場には、30時間の長旅を終えて、土曜日をレースに控えた木曜日から入り、試走準備をした。幸いSPECIALIZED WORLD Teamの熱烈サポートもあり、バイクのメカニカルトラブルもなく、タイヤもコンディションに合ったベストマッチなプロトを装着してくれた。海外のレースで機材の心配が全く要らないのはとても心強い。体調も全く問題ないと感じていた、しかし、冷静に考えると、レースまで、あるいはレース後もしばらく眠れない夜が続いていたので、Jetlag 時差ぼけ であったことは間違いない(これは翌週火曜日に睡眠サプリを飲むことで、ようやく解消に向かったのだった)。
また、My first World cup ということもあり、緊張が過ぎていたことも否めない。準備段階から慣れない環境やまだ見ぬレースシーンから普段よりも自分をコントロールできていなかったし、前日のチームマネージャーミーティングで発表になった周回数とその予想タイムから、試走TT下タイムから十分完走可能であるという予想も出来たことで、その緊張はさらに高まることとなった。
緊張と集中は必ずしも一致しない、ことは経験からも、またコーチ学からも十分学んでいた。また、最大酸素摂取能力や、動きの質、動作パフォーマンス、ここではもちろんペダリングパワーとバイクコントロール、も過ぎた緊張や集中、努力感とカラダの負担からは最適かつ最高の能力は発揮できない。
これはレース後の心拍数が証明してくれている。POLAR HRグラフで確認した MAX188bpm、AVE179bpmという心拍数は、国内レースでは概ね MAX180bpm前後、 AVE170bpm前後で走っているものの 105% 状態であるということ。この数字を過去経験したのは2002年の釜山アジア大会での中国2人を撃破して金メダルを獲得したレースしかない。このレースは、緊張と集中が上手く保たれ、体調もよく、なにより時差ぼけはなかった。こんかいは過緊張と時差ぼけによる睡眠不足と過敏感、これに起因した心拍数の上昇も考慮しうるならば、実際のパフォーマンスは心拍数の上昇と比例せずに、むしろ通常と同等程度であったとみるべきか。
バイクコントロール、ハンドリングも、レーススピードが速く全く追いついていない。これも集中の乱れと、カラダの力みが原因か。あるいは、安全マージンを皆が削ってでも速く走ることを追求している中で、守りの走りが身についていてそれを打破できない自分だったとも言えるだろう。
実際のレースは、最後方に位置してスタートを切り、ジープロードのアップダウンのスタートループをこなしても抜きつ抜かれつで全く前にでることが許されない。1周目はSTではロックセクションでもどこでも渋滞、前が詰まり、待ちや、押して歩くことも頻繁に発生する。その代わりに広くスムーズなセクションでは物凄い加速で前に進んでいく。渋滞で気後れし、ペダリングパワーで遅れるとまるで話にならない。
下りも皆、前述の通り物凄い速さで下っていく、欧米かっ!って感じでスピード対応能力、感性の違いを感じる。登り返しも、スピードの乗ったまま一気にダンシングをして、シフトダウンもしないままに乗り越えていき、上りが上りでない様な錯覚に陥る。上りも下りも平坦も、一瞬も気を休めることがなく、またペダリングに込める力を抜くことが出来ない。巡航速度、パワーではダメだ、イーブンペースは遅れを意味する。ペダリングできるところでは常に、加速!加速!!加速!!!一踏み一踏みにトルクをかけ、ブリブリとタイヤにトラクションをあたえて前に、前に。ただの空回りなペダリングなどありえない。常に全開!全力!!ジェットコースターのようにめまぐるしく展開するコース、順位争い、転倒も数度、全身が硬直する、呼吸が心臓の鼓動が早い、辛い、苦しい!しかしプッシュ、プッシュ、観客の応援、今が舞台だ、自分を鼓舞し追い上げる。
いつまでも続くと思われた苦しみからの解放、フィニッシュは突然に・・・残り2周を残してバイクから降ろされた。ようやく楽になれた・・・安堵感が広がる、正直ホッとした。しかし、去りゆくトップを見た瞬間、ダメだ、ダメだ、こんな思いをしに来たのではない!と怒りがこみ上げる、悔しい、悔しい、悔しい・・・
I'll be back.

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©Wadachiya.com

2007年06月04日

Race report J#4 Fujimi

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©Joko

レース名: ジャパン・シリーズ XCO#4
場所:長野県諏訪郡富士見町 富士見パノラマスキー場特設コース
WEB:http://www.besports.co.jp/
開催日:2007/06/03
天候:晴れ時々曇り
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak SLK
後:S-Woks FastTrak SLK
前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
     HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
            レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+イエロー2
                      シャモアクリーム
結果2位
内容:
今回辻浦選手との勝負になるだろうと意を決して臨んだ今大会、気分的には、先週の仙台大会のゴールからの続きのレースを再開する、そんなイメージを高めて、準備してきた。しかし、勝負は思わぬ方向に・・・

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©Joko

勝ったのは、昨年もここを制した白石選手。彼は現在、シマノで製品開発に携わるサラリーマンレーサーだ。2002年、彼がまだ大学生で、自転車に全て情熱を持って打ち込んでいた伸び盛りのころ、ここ富士見でバトルをして、やるな~という印象を持ち、就職直後の環境安定の時間を経て、2006年再び伸びてきた彼に後塵を拝した。そして、2007年、三度彼と合い交えることになる。

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©Flex

彼の横のスタートダッシュは心地良い。風を切り裂き、疾駆する彼の横に位置すると、自然とスタートも良いペースに乗っていける、不思議なものだ。スタート直後から彼と、他選手が先を争いSTに入っていく。順序に従い綺麗にトレースしていく先頭集団。きっと、後ろはものすごい渋滞なんだろうな、と振り返ってみたい気持ちを抑えて、前に追従する。

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©Flex

1周目は様子見のなか、小野寺選手が飛び出すが、ほどなくペースが落ちてきた。身体には余裕を感じ、周りのペースは穏やかに感じるほどだ、今日はイケル!

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©ODP

そう感じた2周目、周りを置き去りにマイペースで走り始めた、まだ異変は感じなかった・・・どの勾配の坂でもミドルギアでするすると登っていける。ドライタイヤで抜群の転がりの良さ、スピードの乗りを良さを得られる軽量タイヤSLK(メルセデスかっ!)のアドバンテージは圧倒的だ。

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©ODP

パワーは出ている、呼吸も心臓も苦しくない、だが、んんんん????ペダリングパワーを発揮、あるいは受け止め推進させる上体の要、腰部に違和感を感じ始める。それは鈍い感覚から、ほどなく明確な痛みとなって段で、ことを自覚するに至った。サドル上で腰が前にずり落ちていまい、反り気味になってきてしまう、それを防ぐべく屈曲を強めにとってカバーしていて乗っている自分に気が付く。そうしていることは、腰部の筋肉の極端な収縮疲労、あるいは屈曲により神経的な圧痛を引き起こしていた。原因は明確、レース前日の試走後、サドルを新品に交換した際に、位置、角度が微妙にずれていたのだ。なぜ直前にそんな交換を?どうしても使用していたサドルが真直ぐでないような違和感を感じて、それがピラーセンターをいくら微調整しても直らないから、やむなく交換することを選んだ。果たして、取り外したサドルのレースは左右で曲がって不揃いになっていた。前週仙台での転倒で曲げてしまっていたのだ。そのときは発見して良かった、バッチリ位置も合わせた、これでよし!としたのだが、フルパワーで分かる微妙な差までは、調整しきれていなかったのだ。

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©Flex

「ああ・・・」どうする?ペースを落として様子を見るか、否、積極的にペースを上げて、後続を諦めさせてから、マイペースの巡航に切り替えよう、と決め、前に進む。

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©Flex

2周目、3周目、その差は 10秒、20秒、30秒と開いていき、瞬間最大1分弱まで広げることに成功した。しかし、これを巻き戻すことを諦めない選手が独りだけいた、富士見を最高のテリトリーにしている彼、白石だ!4周目を境に、時を逆戻りするように差は縮まっていき、5周目には振り出し戻ってしまった。

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©Flex

ここからは二人のランデブー。彼もつらそうだが、こちらの痛みも辛い。痛みには耐えられるが、腰の落ち着きのなさがペダリングにも影響しはじめ、スピードを上げることが出来なくなる。ときに持ち前のトルクが発揮できないことで、ミドルで上っていた激坂もインナーにおとして調整しなければならなくなる。

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©ODP

さらに腰を上げてのダンシングも出来なくなる。「まずい、まずい」とおもってもなるべく悟られないように、6周目の彼の要所要所でのペースアップにも、それが落ち着くところまで長い距離をかけて徐々に追いつくことで対応していく。

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©ODP

しかし、上がらぬペースを見透かされたか、7周目には一気にスパートをかけていく。追いつくべく下りでもペースを上げるが、ここでチェーンが外れてしまう。

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©Flex

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©Flex

ああ、とその差は一気に開き、10秒、20秒と遠ざかる。すぐに復帰させての最終回、諦めずに前を追うが、もはやペダリング、というよりは、無理やり脚を上げて、下ろす運動となってしまったバイクでは、追い上げるスピードにはとても届かない。痛みと無念の2位となった。

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©Flex

とてもムラのある彼、しかし瞬間最大のパフォーマンスは誰にも劣らない、そんな彼が引退を表明した。しかし走り同様、気分的にもムラのある彼のこと、これも瞬間最大のパフォーマンスと受け止め、共に気持ちの良いスタートを切れることを楽しみにしたいと思う。

早くも今シーズンのJシリーズも折り返しとなる第4戦が終了し、ここまで辻浦選手の3連勝が光っているが、私も勝てないまでも、パフォーマンスは相対的には高いレベルであることは間違いに。しかし、ボタンを掛け違えたかのような、最後での詰めの甘さを露呈していまだ勝てない。焦りか、慢心か。自戒を込めて、全日本までの取り組みをさらに強化し、そこでの必勝を期したい。

2007年05月29日

Race report J#3 Sendai

レース名: ジャパン・シリーズ XCO#3

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©Flex-Abe

場所:宮城県仙台市 泉ヶ岳スキー場特設コース
WEB:http://www.846.info/
開催日:2007/05/27
天候:晴れ時々曇り一時小雨
使用機材:
バイクSPECIALIZED07 S-works Epic Carbon
タイヤ 前:S-Woks FastTrak LK
後:S-Woks FastTrak LK
前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L  
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
       レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
       レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD'S GYM グルタミンパウダー
               GOLD'S GYM BCAAアルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1スタート
                 シャモアクリーム
結果2位
内容:
前回の雪辱を晴らすべく、体調をしっかりと整え、天候も今年初めての晴れとなり順調にスタートを切った今大会だが、結果は18秒差の2位と僅差でしたが、完敗だった。金曜日は午後から本降りで、土曜日も一時雨、当日も子様が混じる安定しない天候ながら、ドライ路面での抜群の走りの軽さを誇るS-Woks FastTrak LKをチョイスし、他選手にアドバンテージを得たのだが、辻浦選手も飛び道具ともいうべき、カーボンリムの超軽量ホイールに極低圧使用可能なチューブラータイヤと、こちらもアドバンテージを有していて、これは五分五分、あるいはホイールの分だけ、分が悪いか・・・ともあれ、スタートからまたしても2人のマッチレース!
スタートはここ2戦とも、抜群にキャッチしやすいEggBeaterのおかげで、しっかりと前方キープから先頭へと辻浦とともにぬけだす、というより二人のスピードだけが速くて、自然と前に出てしまうといったところか・・・勝負坂というゲレンデ芝の重い路面の激坂を登りSTへ。雨の影響が残り、前クラスの走行で、泥が木や岩に載っていてとてもスリッピーになっていた。土管横の登り返しも乗り難い。ここは辻浦はスムーズにバイクを降りてクリア。ちょっと遅れるが牧草地で追いつき、次のSTへ。ここも昨日は楽に乗れていた路面が無残に掘り返されていて・・・辻浦はかろうじてクリアで、こちらはミス・・・ここで数秒ロス。視界が要素で遮られるので、下りでどんどん離されるように感じるコースだが、実際はそんなに差はつかないはず、と落ち着いて、ジープロードにでるとやはりすぐに確認できた。高速下り区間でバリ踏みして、コーナー後に追いつき、二人で仲良くランデブーで2周目へ。
お互いがマイペースな感じで激坂もこなしていく。土管セクションは、土管ジャンプ(モチロンバイクを降りてですが)でクリアして、差はつかないようになった。次のSTでやはり少し差がつき、ジープロードで取り返す。しかし、1周目よりもその差は少なくなった。よしよし。そして辻浦が、なんでもない左コーナーだったが、土がフカフカになったところで前輪を取られスリップ。すぐに復帰したが、レーパンに穴が!穴よ、広がれ、広がれ!と念じたが効かず。。。
3周目、これまたランデブーペースだが、後方はじわりじわりと離されていく様で、もう二人での勝負は早くも決定的だ。そしてSTでの差はさらに少なくなり、こちらの余力と、アドバンテージとディスアドバンテージを計算すると、最終ラップには差をつけられるなと思っていた、ここでは・・・・シープロードの登りで、辻浦のリアメカ変速の調子がおかしい。パッと見ると、草がプーリーに引っかかっている。教えようかと思ったら、すぐに気付いたようで、ぱっと降りてすぐにとって、復帰して来た。今思えば、このとき、ペースアップしとけばよかったな、惜しかった~と思ってしまった(苦笑 イーブンペースで走っていると程なく追いついてきた。
4周目、二人ともまだ余裕が感じられるほど安定したペースで走る。STでの差もほとんどなくなり、同時にジープロードへ。下りに入るところで、お互いにパワージェルなどエネルギー補給を取って備える。辻浦のペースが上がらない(今思うと上げなかったのだな~)ので、前に出てブンブン引いていく。そのまま二人で5周目へ。
勝負坂を過ぎて、下りSTで微妙にペースアップしてきた。そして牧草地の登りで、さらに加速してきた。クロスで丘を越えるような感じのリズミカルなダンシング、世界選の映像で見たな~と思いつつ、後を追う。しかし、例のSTで前輪を滑らせてしまい転倒(ハンドルを高くセットしていたので、トップチューブにレバーが当たらなくて良かった)。すぐに起き上がり復帰して、前を追うが少し差が大きくなってしまい、ジープロードで姿が遠く見える。まだまだ~!と追いかけていく。
ラストラップ、ゲレンデ下での差が18秒、とどくか?追いついてみせると、ペースを上げていく。勝負坂で手が届くとこまで追いつき5秒差で下りへ。じわーっと離され気味になり、イカン!と下りを攻めたら、オーバーペースで止まらず曲がらず、転倒・・・・ジープロードに出るとその姿を確認できない。しまった、と思いつつ、まだまだ追いかける。高速下りを終え、左コーナーを抜けたところで姿が見えた!まだまだだ!と追いかけ背中は近くなってきたが、そのまま18秒差での2位となった。
今回は凡ミスはいくつかあったが、失敗なく走れていて、現状コンディションでの85~90点は出せていた。しかし、辻浦のほうがペースの緩急への対応、スリッピーな路面でのテクニック、に長けている。急な登り、平坦のスピードもシクロクロスチャンピオンで世界選手権でも良い走りをしているだけあって切れがある。また、クロスでの勝負勘もあるので数秒のアドバンテージを生かすペース、タイムマネジメントもうまい。今年に入っては、ロードレースでも上位に名を連ねるなど持久力にももはや心配はない。これらを考慮すれば、3連勝という結果を見なくても、かなりのレベルアップしていることは間違いない。また、昨シーズンはメンタル的な不振で、身体は酷使していないのでフレッシュであり、またメンタルもポジティブな今、シーズンを通して安定して走れると思われる。他選手を含めて相対的にみても、私と辻浦の2名は高いところにあり一歩リードしている感がある。
しかし私が辻浦に勝つためには、85~90点の走りではなく、100点満点、完璧な走りをしなくては勝てそうにない。
まずは次戦、富士見大会で、100点に限りなく近い走りを追求し、7月の全日本までには120点に引き上げられるように、トレーンングを修正し、身を削ってでも勝利を掴もうと前向きな”挑戦者”としての気構えで臨んでいく。


今シーズン初の”綺麗”なスタート!
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©Flex-Abe

土管ジャンプ(笑
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©Flex-Abe

サイドバイサイド 後ろには眼光鋭いKカメラマン!
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©XYZ104

激坂でも抜きつ抜かれつのランデブーが続く・・・
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©Flex-Abe

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©Flex-Abe

18秒及ばずの2位ゴール(涙
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©Flex-Abe

2007年05月07日

Race report J#2 Hakodateyama

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©Joko

レース名: ジャパン・シリーズ XCO#2
場所:滋賀県高島市 箱館山スキー場特設コース
WEB:http://www.846.info/
開催日:2007/05/06
天候:雨、霧、極寒
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
タイヤ    前後:S-Woks Roll-X 2.0 tubeless 2.0bar
アイウエアー adidas supernova L  
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント 
レース2時間前補食      powerbar
レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 アミノフィットタブ
マッサージオイル スポーツバルム レッド2 シャモアクリーム

結果 2位

内容:
前回トラブルパーツを迷うことなく交換し、事前のフィジカルパフォーマンスの検証からも良いコンディションが確認できていた今大会、必勝体制で臨んだのですが、結果は自ら墓穴を掘っての2位。
2日前会場に入り、試走の段階から当日の予報は雨だったので、金曜日に、基礎的試走とフィジカル最終仕上げのレースペース走を行い、土曜日には、雨を想定して、タイヤとラインを予想して入念にマッドレースのイメージングを行った。ここは荒れるor荒れない、乗れるorランニング、パッド温存のためのブレーキ区間の確認と徹底、全てはいつもどおり、冷静に判断できていた、レースが始まる前までは・・・・
当日朝も体調も上々、スポーツ&エキスパートクラスのレース、コースの変化を確認しながら、オールコンディションに対応するS-WOKS EPIC&S-WORKS ROLL X Tireをチョイスし機材セッティングもバッチリ対応!マッドで荒れているので、見えない凸凹でもEPICの走破性が生きてくるし、Roll Xのオールラウンドな路面対応性をいかして、マッド区間はじっくりと、ジープロードのペダリング区間でハイペースを刻むというプランをたてた。
レースはスタートから好位置につけ、1周目は冷静にコース状況を確認しなおすように走行。それでも、ペダリング区間とスルスルと他選手よりもペースが速く先頭にたち、そこに辻浦選手、野口選手とともにペースを刻む形で進み、今後の展開が予想された。そこからは、各自のタイヤと、得手&不得手により、各セクションで、差が出来たりなくなったりしながらも、ほぼ同じペースで進行していく。中盤から、雨足が弱まり、シャブシャブの泥が粘り気をもつ泥へと変化してきて、急な登りでグリップを失う区間が増えてきてしまったが、まだ他の区間で取り返せる程度であり、一緒の二人のほうがペダリング区間でつらそうだなと見て取れた。辻占選手と共に先頭交代をしながらペースを刻むとじょじょに野口選手が遅れていき、遂に二人での勝負となった。
辻浦選手はさすがクロスの全日本チャンピオンでありマッドの乗り方が上手いし、乗り降りのスムーズさと、ランニングセクションの脚の運びの軽快さは見て盗んでやろうと思うほどだ。しかし、その辻浦選手も後半になるとその得意なセクションで徐々に疲れが濃くなり飛び乗りでサドルに引っかかったり、ランニングの脚の運びが徐々に小さくなってきている・・・とはいえ、私もすでにこのころから、勝つことに集中して、集中した結果、集中しすぎ、過集中に傾いていってしまったのかもしれない...
コントロールラインで鐘の音を聞き、本当は勘違いだったのだが・・・よし、勝負だ、と思い後半の私のスピードが勝る区間から一気にラストスパート!後ろを振り向くことなくゴール目指して一直線に突き進む、後ろの気配は感じない、ラップアウトコントロールのテント通過時にも、「おめでとう!」という祝福の声をもらい、勝利を確信して、最終コーナーを立ち上がりゴールへと・・・・・
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誰もいない?
あれ?
おや?
なに?
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!
ラインを通過しながら、ようやく事実を認識した、私のカウントミスで、まだ1周残っていたのだ。冷静に、というよりは、一気にサーっと血の気が失せるとともに、動かぬ脚が重くなってきた。一気に全開でペースアップしたので、オールアウト、乳酸でパンパンなのだ。ヤバイ、脚よ、動け、動け、と必死になってペダリングするが、一度オールアウトするとすぐには戻らないことは百も承知。だましだましバイクを前に進ませるが、荒れた登り返しで脚がストップ、下りて歩いているところで、20秒以上一気に差をつけた辻浦選手が軽快に追い越していく。このままでは、2位どころか、後続の選手にどれだけ抜かれてしまうか分からない、とここから再度集中力を高めて、身体の状況確認をして、発揮できる少ないペダリングパワーで本当のゴールを目指すべく、もてるスキルを動員する。
重い路面は前乗りで体重の移しかえで進んだり、軽い路面は後乗り回転を上げたペダリングで対応する。それでもイッパイイッパイの脚には、身体には苦痛が走る。
しかし、まだ辻浦選手は見える範囲にいる。彼も辛い筈だ、私も辛い、条件は一緒だ。追いつこう!と気合で追走する。気を取り直し諦めることなく前を追う。あと少し、あと少しだ、しかし思いは叶わず10数秒届かず2位となってしまった。

ゴール後冷静なりミスカウントのいくつかの外的状況、視界を遮る雨、霧により会場全体の雰囲気がつかめなかったこと、泥により視界を奪われ周回ボードも確認できなかったこと、実況放送も途切れがちで、音、ラスト周回を知らせる鐘の音、に似た音が耳に残っていたこと、手元のS725Xも泥で表示が見えなかったこと、見て、聞いて、感じる、全てが上手く機能しなかった中で、発生した思い違いだった。
去年には、レース中に情報提供をサポートしてくれるスタッフがいて、レース展開を組み立てる判断材料を抜群のタイミングで得ていたのだが、それを失ったことがこのような形で、大きな損失となっていることが、失敗から確認出来てしまった。

嘆いても失ったチャンスは帰ってこないので、次回レースでの必勝を期し、万策を尽くしていきたい。

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©Joko

2007年04月24日

Race report J#1Yawatahama

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©Joko

レース名: ジャパン・シリーズ XCO#1
UCI公認 八幡浜インターナショナル クロスカントリー    
場所:愛媛県八幡浜市・市民スポーツパーク
WEB:http://www.city.yawatahama.ehime.jp/mtb/
開催日:2007/04/22
天候:雨
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
タイヤ    前:STROM PRO 2.0 with tube
後:STROM PRO 2.0 with tube
前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L  
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti short spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食 powerbar  
レース前    VAAM
        レース中ボトル VAAMチャージ
カロリー摂取  powergel
レース終了直後 アミノフィットタブ
マッサージオイル スポーツバルム イエロー1
                      シャモアクリーム
結果:6位
内容:
SPECIALIZED Japan新体制での初の公式戦であり、アテネオオリンピック代表を決めた思い入れのある“八幡浜”での開幕戦でもあり、必勝!との思いで望んだ今大会だったが、結果は6位・・・
事前に、タイヤテストをはじめとした機材テストをメカニックのエディーさんと済ませていて、SPECIALIZED EPICのセッティングは申し分ない。ギャップではハードテールバイクのように跳ねて失速することなく、スムーズな路面では他社フルサスバイクのように過度のトラクション路面抵抗を生むことなく、瞬時にスムーズなストロークとソリッドなロックアウトとをコントロールしてくれるAFR BRAINのおかげで、ターボチャージャーのごとく加速がペダリングで得られるご機嫌なバイクに仕上がっている。
完成車の状態から、ポジションに関わるパーツをSPECIALIZED PARTSでセッティングし、さらにブレーキは、今期から再び愛用できるタッチ、効き、信頼性抜群の MARUTA SLへと換装。ペダルは、超軽量、スムーズな脱着、ナチュラルなペダリングフィールが秀逸なeggbeaterを採用、これは現存するペダルでベストペダルと評してよかろう。
これらをこだわりチョイスして、十分テストをしたつもりであったが、中で、気がかりな点をひとつ残していた部分が、レースをスタートしてトラブルに見舞われてしまったのだった。
ライバルの並ぶフロントローから、シーズンの開幕を告げるスタートの号砲と共にダッシュをかける。加速のため、すぐにシフトチェンジ、2段一気にシフトアップ操作をしたところで、変速系のトラブルに見舞われてしまう・・・舗装路からシングルトラックに突入した直後は40位近くまで出遅れてしまい「まいったな、こりゃ」と思いつつ、気持ちを切り替えて、ひたすら前を追い上げていく。
STとはいえ、スピード差があれば、コーナーでのイン突っ込みや、出口の加速などの抜ける箇所で一人、また一人と抜いていく。前半ループを終え、トップと早くも30秒以上の差がつき、まだ20位ぐらい。
簡易舗装の3分間のクライミングセクションで、ジャンプアップできるはずだから大丈夫!と自分に言い聞かせて、前走者を淡々と、そしてひたすら追い越していく。根っこの露出し荒れたSTを抜け、いよいよパワー全開だ!と気合を入れて漕ぎ始める、が・・・・チェーンがリアギアではじかれてしまい、パワーをかけることが出来ない!「本当にまいった」とおもいつつ、軽いギアにして、回転でごまかして走る。それでも、どんどん抜いて順位を上げていく。
今回は、UCI公認レースのため、レギュレーションにより、機材の調整、交換が可能なため、止まってメカニックに見てもらおうか考えたが、原因解決になるか微妙な症状だったので、タイムロスがもったいないと思い、そのままだましだまし走ることにした。
2周目に入るころには、10位ぐらいのグループに合流。良い感じの選手たちで小気味良くペースをキープしていく。が、自分は登り返しなどの細かなシフトを要するセクションで、すべて遅れてしまい、それをクルクルペダリングでごまかせるところで、追いつき、追い越すを繰り返すが、本来のリズム感で乗ることは全くできず、スリップも繰り返してしまう・・・それでも、今出来うることを出来るだけ頑張る、最善を尽くすのみだと、集中、集中!で乗り切って、周回を消化していく。
4周目には5位まで浮上するが、泥の影響もあり、すでにシフターを操作してもほとんど変速しない状態になってしまっていた。重いギアか、軽いギアにたまに変わってくれる、という感じで、ケイデンスも50rpmからいっきに100rpmオーバーと、自分でも苦笑いしてしまう走りのまま、結局そのまま6位でのゴールとなった。
万策尽くしたつもりでも、一点の曇りがあれば、そこから状況ががらりと変わってしまう。
いくらレースを繰り返して学んだつもりでも、これでいい、ということは無い、ということを身をもって痛感したレースだった。この失敗は、次のレースの成功で取り返そうと思う。あの失敗が生きたのだ、と振り返ることが出来るように、対策を施して、2週間後のレースを迎えたい。

2007年04月23日

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