2008年04月22日

Sea Otter Classics

P1010750.jpg
©cyclingnews.com

レース名: Sea Otter Classics
場所:Monterey, CA, USA
WEB:http://www.seaotterclassics.com/
開催日:, Apr 18 - 20
天候:晴れ
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2008 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK
            後:S-Woks FastTrak LK Proto
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
Fサス    MAGURA MD100R
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
       レース30分前ドリンク    VAAM
       レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果  XC12位 ST 6位SD??位
内容:
1ヶ月にわたるUSA遠征の最終ステージである、シーオッタークラシックスは、北米最大のスポーツバイクの祭典、ということは参加型イベントとしては世界最大といってもいいほどの大規模なもの。MTBの各種イベント、XC,DS,DHやBMXはもとより、ロードバイクのサーキットレースまで!とありとあらゆる種目でトッププロからファーストタイマーまでが一同に介して走って楽しめる。また、EXPOとして、バイクメーカー、パーツメーカー、ウエア、ドリンク、サプリメント、イベント、などなど展示、試乗も盛大に行われていて見て回るだけでも楽しめる、走って、見て、楽しめる巨大滞在型複合イベントだ。
この巨大イベントを、スペシャライズドが全面的にバックアップしているということで、ぜひ参加したいと思っていたレースイベントだった。
さて、とはいえ、レースはレース。もちろん真剣に取り組んでこそ“楽しい”。これはこの地の人は全面的に体現していて、とても刺激を受けた。そして、頑張った人の労を必ず労う。これにもとても感銘を受けた。スペシャライズドスタッフはまさしくこれを具現化したような人たちの集まりで、とても助けられ、プッシュしてもらった。その先頭に立つ社長のMR.マイクは、イベント中に走り、さまざまな人たちと語らい、そのなかには一般のバイクファンも、そして、おおくのライダーにエールを送っていた。自分も応援してもらった一人だ。
今回のレースでは、4連戦、それも慣れない地での、初めてのレースばかり。疲労もたまり、テンションだけで乗り切っていた。そのテンションをアップしてくれたのはこのマイクさんをはじめとしたスペシャライズドのバックアップだった。
1日目はスーパーD。分からないコースを一緒にスタッフが案内してくれて、一緒に練習につきあってくれた(アンソニーシンヤードも一緒に走りたいといってくれて、予定を組んでくれたけど、渋滞で間に合わなかったのは残念)。
今回はルマン式のランニングスタート。2度目なのでかってもわかって、うまく番手につけて集団で下る。何度かの登り返しで、6位の位置をつけるが、前3人との差が広がって、下り始める。ジープロードのくだりは、ぐんぐんスピードを増し、アウタートップ、44x11Tが本当にくるくる、いや、スカスカになるほどに回りきってしまい、前輪後輪の接地感もふわふわするほどのスピードだ!70km以上出ているとおもわれる。。。そんななかで、2人を抜いて前に出てるのは無理!先行く3人を目で追いつつも、自分のスピードに集中。あああああ、怖い、と正直思うが、ままよ、とキープ。前に出るにはここしかない、という中盤ののゆるい登り返しで前に出て4位に上がり、さらに下る!後半にはいったストレートで路面に立て溝であるところでスピードを緩めた瞬間、左右から一気にまくられる、脚をためていたのだ。そこからスピードに乗せるも、無理!と思える突込みで、それも真似するのは無理・・・結局そのまま6位でゴール。5位までがポディウムだったらしく、それのための激しさ、だったのだ。
ゴール後は、www.cyclingnews.comの取材も受ける。雑誌MountainBikeAcuionとともに、洋の東西を問わずに取材を受けるのはいい感じ。しかし、僅かな数分のそれも下りメインなのにありえないほどの疲労感・・・このときに辛い週末を予感したものだ。
2日目はショートトラック。ゲレンデの斜面につくられたオーバルコースだが、路面があれていて、これはこれで難しい。でも、もっと難しいのは自分のコンディション。メンタリティ、集中はうまくもっていけるが、いかんぜん筋肉に力感が伴わない。悪いことに、スタート後に悪いラインに入ってしまい失速。必死に追い上げるも、この種目で出遅れは命取り、そのまま途中で強制終了となった。上着を預かったり、応援してくれていたスペシャライズドスタッフたちからいろいろとアドバイスをもらい、加えて慰めてもらい(苦笑 さらに明日のXCに向けてバイクのメンテナンスもしてもらえる。Factory TeamのRyanとは去年、WCx2、世界戦、プレ北京と回数を重ねてあっているので、嬉しい再会であるとともに、またまたしっかりとしたフルメンテをしてくれた。さらにプロモのNickは、バイクは預かるから、このバイクに乗っていけ、と私物のスタンプジャンパーを貸し出してくれた。普段世界チャンピオンを相手にしている人たちからのサポート、バックアップはなんと心強いことか!今のコンディションでできる最善を尽くそうと、奮い立った。
3日目はいよいよ遠征最後のXCだ。朝、バイクをブースに取りにもどると、ライアンが、茶目っ気たっぷりの笑顔で、バッチリだよ、と。リアタイヤはプロトタイプをつけてくれたり、ほれ、コレを見てよ、と、Eggbeaterのチタンシャフトを見せてくれ、こんなに磨耗していたから、交換したよ、とウインク。めちゃ濃厚サービス!さすがだな、と感心するとともに、ベストの走りを約束して、がっちり握手で送り出してくれた。
スタート前にも、セミプロで走り終えたスタッフがアドバイスをくれたり、いろんな声をかけてもらいスタートへ。
スタートはサーキットを半周してコースイン。おだやかなスタートながら、徐々に位置取りでペースが動く。良い位置にポジションを取って、よし、と思ったら、急にペースが上がり、一気に埋もれて、オフロードへと向かうフェンスのあるコーナーへ。ここで前走者がクラッシュ、続々ストップしていくなか、とっさにバイクを降りて、ラン&ジャンプでかわす。そしてポジションアップに成功!と思いきや、トップ集団はそれよりも前に。ヤバイと思いつつも、ダッシュのかかりも悪く、第2集団に入ってしまう。そこから抜け出したいが、下りはやはり皆速い!ついていくのが精一杯。上りはシングルが多く、ジープロードに出るまでの我慢。そこからペースを掴むべく前に出るが、思うようなトルクが出なくて、軽いギアでのハイケイデンスでごまかす。砂地&小刻みな上り返しでは、思いギアのほうが走りやすいのだが、じっと我慢。ひたすら、回す、回す。そうして抜きつぬかれつをしている間にも、前から落ちてくる選手、後ろへ消えていく選手を取り混ぜて集団は減っていく。
そんななか深い砂地(リムまで埋まるくらい)での長い下りで、前走者がクラッシュ。それをよけようと、自分も前転!怪我はなかったが、前輪をとられたせいか、ホイールが歪んでいる・・・まあ、トラブルとはいえ走れるからノープロブレム!と決め込む。とはいえ、DNFは何が何でも避けたいので、勢い下りは慎重にならざるを得ない。
このレースは2ラップのみと、1周回がとても長い!約1時間15分かかるのだ。そして後半にはジープロードの尾根道にでるが、コレが延々先を見通せて、そのうえ風がキツイ、今回は向かい風だ。ココに出る頃には3人になり、遥か前にはトップ集団の塊10人弱と、点々と走る数名が見える。健もそこに入っているんだなと、おぼろげにブルーのウエアを見て取る。なんとか、おいつけないものか。この強風の中では、人数の多いいほうが有利だし、まして、こちらは遅れている身。追いつけるとは到底思えないが、今のコンデションでも、みんなのバックアップを受けているので、とにかく最善のギア、ケイデンス、でプッシュしつづける。
2Lapで早くもファイナルラップ。フィードではライアンがボトルをくれる。英語で何か言っているけど、良く分からなかった(苦笑 コース上では時折、順位を教えてくれる人もいて、14位だといわれる。
そして、一緒に走っている一人はティンカーウォーレスだと知る!数年前は伝説的に速かった人だ。今でもウルトラエンデユランス系でトップを張っている。上りで追いつくが、さすがに下りが速く、差を広げられる。向こうもこちら意識して、上りきるまでに差を失わないようにダンシングしてプッシュしている。なんとか、追いつかけないか、とペダリングに集中する。パワーはあまり出ていないだろう、しかし、集中、集中。そうしている間にも、ドンドンコースを消化していき、尾根のジープロードへ。そこまでに、トラブルで止まっていた人も含めて4人抜いているので、10位か、と思いつつ、顔を上げると、先にははっきりとティンカーと、そして健の姿が確認できた。おお!まだまだだ、と思い、そこから風の中をなんとか追いつこうと試みる。キツイが目標が出来た分、スピードが乗りやすい。見る見るその背中が大きくなってくる。しかし、ティンカーもこちらとの差をちじめまいとプッシュして、健に追いついてしまった。そこから二人で勝負ペース気味なり、自分は僅かに追いつかずにピークから最後の下りに入ってしまう。最後サーキットに戻ってきたが、スプリントに加われずに、2人の背中を見ながら10秒遅れでゴールとなった。ゴールしたときは、スタッフはみな良くやった、と労をねぎらってくれる。自分も完走できたことが素直に嬉しく、新鮮だった。マイクさんも、声をかけてくれて、良いレースだったね。楽しかったでしょ?なんて聞いてくるから、モチロン!と応えた。それからしばらく後、ネッド・オーバーエンドもゴールを迎える。彼とも握手をして話しをしていると、38歳か、まだまだ若いね!なんていわれる始末。それはそうだな、50オーバーの彼にくれべればね。そして40オーバーのティンカーともガッチリ握手。嬉しかったとともに、さすがに悔しさも感じた。
レース後確認したリザルトでは12位だった・・・まあ、しょうがない。
それでも、ニックは良く頑張れたね、ケンジはいろいろともっとこっちのレースに適応しなければならないことは多いいけど、バックをアップをするから、遠慮なく言ってくれ、との言葉をもらえて嬉しかった。
ヨーロッパにくのか?そのときはファクトリーチームでのサポートもするよ、とかオリンピックに関して、など今後についても申し出てくれた。
スペシャライズドがバイカーの、バイカーによる、バイカーのためのカンパニー、であることを強烈に実感して、そしてそれを誇りに思えるレースであり、遠征だった。そしてその熱いマインドをこめて、バイクをアクセサリーを開発していることを誇りに、これからも乗り続けていこうと思う。

2008年04月17日

Napa Valley Dirt Classic

レース名: Napa Valley Dirt Classic
場所:Napa Valley,California, USA
WEB:http://www.puc.edu/Pioneers/NVDC/
開催日:, Apr 13
天候:晴れ
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2008 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK
            後:S-Woks FastTrak LK
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Light
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
Fサス    MAGURA MD100R
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
       レース30分前ドリンク    VAAM
       レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 3位
内容:
NMBSとはうってかわってローカルレースに参加。スペシャライズドに行った際にスタッフが絶対に出たほうが良いよ!と強く言うので、それでは、と参加。
あと、レースで試しておきたいこと、冷静さ、ポジション確認、などもあり、トレーニングにも、経験にもなることで、プラスが多いと判断。ここまでの疲労もあったけど、優勝目指して走ろう、と。
ローカルレースとはいえ、なかなかの参加者の数だ。その上、Pro/Semi-proクラスはなかなかいい体つきをしていて、速そうに見える(苦笑 ま、臆せず、リラックスして、冷静に走ろうと思っていたら、NMBSで競っているKONA Factory Teamの二人が!向こうもこっちを見て、苦笑い。どうよ?見たいな感じで、話をして、ま、トレーニングだから、なんて。しかし、スタートしたら、やはり速い!ほかの選手はあっという間にいなくなり、3人へ。
今回のレースは試走はなし、大学の私有地などを繋いでコースにしているので、事前に走れないのだ。コースが分からないので、とにかくペースをあわせて走る。でも、今回は暑くならずに冷静に、冷静に。
ペースも徐々に落ち着いて、割と楽についていけるようになる。チャンスなのでよく観察させてもらうことに。上り返しなどでのダンシング、ギアを落とすタイミングが遅い。大きなギアでゴリゴリとそのまま登っていったり、コーナーの進入など同じように走ると練習になる。しかし、アールの深いコーナーではみんなでコースアウトしそうになったり(笑 コースも高速のオープンスペース、ジープロードから中速ロックセクション、アップダウン、日本に似た低速の林間のシングルトラック、などバラエティに富んで楽しいものだ。先が分からないので、次はどうなっているのか?なんてミステリアスな楽しみもある。小刻みなコーナーなどでは相手は体が大きい分こちらに分があったりもする。確かシクロクロスの全米チャンピオンだったと思うので、さすが加速が凄く速い!今回は全開ではないので、つぃていけるが。
とても冷静に、集中して後半勝負したいなぁ、思っていた30分過ぎた頃、登り返しでガガガッとクランクに異常が・・・先行く二人を見送り、バイクをチェック。ああ、フロントディレーラーがスピンしているよ。携帯ツールはもってないし、どうしよう。とりあえず、えいっとクランクが回る程度に無理やり動かす。おお!ペダリングできるようになった。すぐさま再スタート。よし、よし、なんて思っていたら、変速しない、アウター固定だ(苦笑 ここまでのコースの感じならば、このままいけるな、と思い、チェーンに負担をかけないように、かつ上手くスピードに乗せるように走る。しかし、先に進めバス進むほど、上りの割合が、そして勾配が急に・・・なんとか踏ん張って走るが、どうにもきついところでは何度か押して走ることに。それでも、コースの見通せるポイントでは2位のKONAが視界に入ってきた。ああ、きっと疲れてペースダウンしたのだな。よし、追いつこう!と、思ったが、かれもこちらに気付いたのか、その差は2~30秒でなかなか詰まらない。む~なんて思っていたら、見覚えある道に出る。スタート&ゴールに戻る道だと、気がついたときにはもうすぐにゴールに到着してしまった。結局3位でのゴールだったが、冷静にレースが楽しめた。こっちのレースにあわせたペースの中で、自分らしく走ること、そのイメージが少し掴めた。適応しつつ、自分の持ち味を生かす。次のシーオッターでは、ぜひその走りをしよう!!!

National Mountain Bike Series #2 (NMBS)

2006_0101US080288.JPG

レース名: National Mountain Bike Series #2 (NMBS)
場所:Fountain hills, Arizona, USA
WEB:http://bluewolfevents.com/
開催日:, Apr 4 - 6
天候:晴れ
使用機材:バイク SPECIALIZED 2008 S-works Epic Carbon
     タイヤ   前:S-Woks FastTrak LK
            後:S-Woks FastTrak LK
            前後 1.8気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
Fサス    MAGURA MD100R
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
       レース30分前ドリンク    VAAM
       レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 総合33位 XC66位 ST 14位SD32位
内容:
超高速、このレースで必要なもの。それがやはり足りない。
今回のレースは、3日間で3種目を行い総合成績を決めるステージレース形式。とはいっても、レースフォーマットは基本的に前回同様だった。
前回のレースから、高速域での順応を計るため、こっち特有の乾いた砂の路面での走りこみを出来る限り取り入れこなしてきた。ハンドリングに対しては慣れてきたが、とにかくレースのスピードは自分の高速域を超えた、超高速で走り続けなければならないので、実戦で磨いていくしかない。
初日のSDでは今回は10秒間隔での個人TTスタイル。
どんなペースで走りきればいいのか分からないので、とにかく前走者を一人でも多く抜けるように、前を追い続けるように走った。広大な景色の中、平坦に見えるほどに緩やかなくだりでは、アウタートップ11Tがグルグル回るほどの高速走行。そこからの高速コーナーでは、前輪、後輪がジュッ、ジュッ、とオフグリップ気味で曲がっていく。ビビッて、バイクを起こせばコーナーを大きく膨らむし、進入速度を落とすと大きくロスしてしまう。難しい・・・さらに、リバークロッシング。といっても水が流れているわけではなく、枯れ川(乾季だから?)で岩と砂でフカフカの路面をズブズブ、バイクの方向を、ハンドルをとられながら、そしてスピードを砂に吸収されながら渡る。こういった自分が巡航スピードを失ってしまうセクションから、また超高速までペダリングをして加速をさせていくことが、じわりじわりと、疲労になっていく。途中のいくつかの小刻みな登り返しで、前のライダーを一人抜く、皆辛そうだ。ゴールまでの後半は、アップダウン。20こぎで登れるくらいの短い坂なのだが、これがまたきつい。路面がフカフカで上りづらい上、一気に急になるので、重いギアでのダンシングでクリアしなければならない。
とにかく最後まで集中して、さらに一人追い越してゴール。KABUSH GEOFFとは大きな差がタイム差が開いている。超高速でのバイクコントロール、ハンドリング、そしてペダリングパワー。トップとの差はとても大きい。しかし、微妙な差で順位が連なっているので、超高速でのバイクコントロール、ハンドリングという課題をクリアすれば、ドンドン順位を上げていける。
2日目はST、前日のSDの順位により4列目でのスタート。これは前回の教訓を生かして、緒に各スタートから全開。周りの人にはかまわずに突っ込むのみ。皆が速く走っているので、そこから前に出て行くには遠慮している場合ではない。スタートから、とにかく隙間を見つけて前輪を入れていく。スタート直後の緩やかな下り&コーナーではほこりが立ち、ラインどころか前の選手の背中も見えないが、問題ない、と決め込んでとにかくスピードを保つ。平坦部分では、追従するつもりでは加速して行く選手に遅れていってしまう。相手の後輪に自分の前輪をぶつけるぐらいでやっとついていける。後輪を鷲掴みにする感じだ。今回は砂の激坂もあり、そこはハイクアップ。観客が多く、みなヒートアップ!押し合い、へし合いで上がっていく。そしてまた平坦。ドラフティングで楽をしている場合ではなく、この僅かなパッシングゾーンで前に前に行かなければ、ゴールまでとても走りきれない。とにかく前へ、前へ。展開も考えもない、とにかくハイテンションで押し切るのみ。ドンドン追い越していったが、気がつけば周りに走っている選手が減り固定されてきた。その頃には、ラスト3Lapの表示が。ゴールは突然にやってきた。その集団の中から、さらに抜け出すべく、もう一人とペースアップ。抜きつ抜かれつで、そのままもつれてゴール。前回の最後尾スタートに比べると遥かに走りやすい。また、コースも今回はイージーだった。それらを考慮しても、前回よりは順応できた。自分に足りないものが凝縮されたレースだが、それだけに得るものがとても大きい。
3日目はXC。小刻みなアップダウンが絶え間なく連続し、高速区間ではやはりアウタートップがくるくるだ。前半は砂のしまった路面、後半にかけては大きくとがった岩の敷き詰められたハードなコースだ。距離も長く3周でのレースとなった。
UCIポイントが利いて,8番目でコール!しかし、出遅れてしまい、いそいそと、列に並ぶ、1.5列目って感じだ(苦笑 そこからのスタートは、一気にシングルトラックに突入するので、ショートトラック同様最初から全開!僅かな隙間でドンドン順位が入れ替わりつつ、STへ。ここからが半端ないスピードでの一列棒状でのジェットコースター走行だ(こちらではローラーコースターというらしい)。小刻みなアップダウンでは一気に上り返し、また一気に加速していく。コーナーもみなジュッジュッいわせながら絶妙な超高速で抜けていく。自分もとにかく全開で。めまぐるしくやってくるセクションをとにかく周りと同じスピードでクリアできるように集中を超えた超集中で対応していく。15位ぐらいだろうか。しばらくはトップ集団後方に位置していたが、僅かに10人くらいと、それ以降の間が開き始める。とはいえ前に出て追える状況ではなく今の位置をキープするのが精一杯。脱落していくものをパスして、後半へ。高速で下るロックゾーンは相当デンジャラス。パンクに気をつけながら前の選手のラインをトレース、幅はあるが基本ラインは一本のみ。5人の集団で、1周目を終える。この直後のフィードゾーンで、臨時メカニックを買って出てくれたGlenがフィーダーをやってくれていたが、速度が速く呼吸が合わずにボトルを取り損ねる。この暑さと渇きの中で、ボトルがないのは死活問題だが、第2フィードでもボトルを受け取れる段取りだったので、気を取り直して集団のまま進む。集団といっても、幾重にも連なっているので、遅れてしまうとドンドンと順位を落としてしまう。ここからさらに順位を上げていくには。とにかく、ポジションを、ペースをキープし続けなければならない。ほどなく登り返しで、飛び出して前を追い始める選手が。しかし、パックはペースをキープのまま進行する。見る見る差が広がっていった、と思ったら、今度は見る見ると近づいてくる。一気にオーバーペースで疲労したのだろう、遅れていった。そして、前には2人のトップ集団から遅れてきた選手が!これをパックがキャッチ、10位前後の集団になった。第2フィードでボトルを無事に受け取り、水分補給。後半のロックゾーンではKONAの選手がパンクでストップしていた。遅れが出て4人になったパックはこれで8~11位集団だ。これからまだまだいける!手応えを感じた。
登り返しで2人が先行し、自分の前の選手が遅れる。おー、いけいけ!といって、先を急がせるが微妙・・・そこでラインを変え先行しようと試みる。そこに大きな岩が!
ガスッ!大きな音とともに後輪がパンクしてしまった。とっさで避けられなくヒットさせてしまった。すぐさまパンク修理に取り掛かる。気持ちの切り替えは前回のレースでパンク修理をたくさんしたので慣れている。しかし、ここでよく見ればリムが大きく凹んでしまっているではないか・・・走れるのか?とにかくチューブをいれ空気を充填。とりあえず走れそうだな、と復帰するも、後輪が不安定だ。エアーが低いのか?ままよ、とペースアップしていくと、またパンク・・・リム変形部でスネークバイトのようだ。フゥー 後続にどんどんどんどん抜かれていくが、その場に立ち尽くす。今出来ることは?自問自答するが答えはいつからない。最後まで走ろう、スターとゴールまでたどり着けば、ホイール交換が出来る。僅かな望みを感じて、ランニング、あるいは路面の良いところでは、バイクに乗って先を急ぐ。あらためてゆっくりと路面をみてみると、なんと尖った岩の多いいことか。どうしてあそこで抜きに出てしまったのだろう、どうして待てなかったのだろう。焦ってはいなかったか?ハンドリングは正確に出来ていたのか?疲労はどうだったか?メンタル、技術、体力、さまざまなことを省みながら、ファイナルラップに入れずにレースを終えた。
トラブルが続いてしまった。前回は不幸、な部分もあったが、今回は自分が起こしたアクションの結果だ。ガツガツと攻める走り、気持ちでの結果といえば評価できるが、やはり、不慣れなレースでの慎重さを欠いていたことも否めない。結果のために攻める、周りのスピードに対応する、それは重要だ、間違いない。しかし、きちんと走りきってこそ結果が残る。まずは、今一度冷静になろう。この2レースで多くのことを学んだ、それを次は冷静に発揮してみよう。その結果を踏まえてこそ、次へのステップに進めるのだから。

2008年04月04日

National Mountain Bike Series #1 (NMBS) - 1

レース名: National Mountain Bike Series #1 (NMBS) - 1
場所:Fontana, California, USA
WEB:http://bluewolfevents.com/
開催日:, March 27 - 30
天候:晴れ
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2008 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK
            後:S-Woks FastTrak LK
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
Fサス    MAGURA MD100R
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
            レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
            レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
     マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 XC57位 ST 51位SD16位
内容:
今年の初挑戦として選んだUSAの国内シリーズ、NMBS.以前はNORBAと呼ばれていたので、そちらで馴染みがあることのほうが多いだろうか。
昨年、World Cupに初挑戦して、あるいは幾度かのWorld Championshipの経験から、USライダーのレベルは自分と同等かちょっと上、のような手応えをつかんでいたので、今回の参戦を決意した。もちろん彼らの庭でのレースなのだから、こちらの不慣れをカバーしなければ、結果は得られないことは周知していたのだが・・・

まさしく、結果はその通りだった。
まず、初日のXCでは、時差ぼけなどの遠征疲労の事前対策はしてきたから、コンディションは上々で、昨年までのUCIポイントも功を奏して2列目スタート、スタートダッシュにも十分対応できた。
トップ集団で最初の激坂で前のライダーがスタック、押し押しになり、先頭集団後方で次のクライミングへ。ここで、周りのライダーに比べて、ペースが速く、するすると前上がっていく。先頭が見える範囲の7~8位くらいでクライム終了。
そこからが・・・US特有の硬い砂の路面で、ちょっと登ったら、ハイスピードで、右へ、左へ、上へ、下へ、うねるようにコーナーが続く、ジェットコースターのようなパートが続く!まさしく、これが自分が未経験の部分であり、もちえない能力だ。ここで数名のライダーに抜かれて、トップとの差も広がり気味。それでも、いくつかある上りと平坦ペダリング区間で、取り返す、を繰り返していく。それでも1~2Lapは9位くらいで通過。3Lapは集団から大きく遅れ、お会いペースで淡々と進行していたら、Liam(Specailized Factory Team)とMaxxisライダーに追いつかれてしまう、が、そのままそのパックに加わり、ハイペースで4Lapへと。
WoW!!!彼らの速いこと、速いこと。目が回るようなスピードでコースター区間を駆け抜ける。上りも速い!が、そこでは、自分もキツイが彼らも、またきつそうだ。そう、速い選手も勝つ際に耐えて、頑張っているのだ!遅い自分が耐えるのをあきらめてペースダウンしている場合ではない!!
そう感じ、ペダリングに集中していると、苦しいけどハイで気持いい感じに!そのままパックでJHK(Gary Fisher)に追いつき、追い越す。おお!7位くらいまで上がったぜ!なんて思っていたら、後輪がゆるい感じになり・・・スローパンクか!?くだりで遅れていき、イカンと思い、エアー補充。ペースアップして、追いつこうといたら、排水溝通過セクションでパンッ!!と景気のいい音でパンク・・・ここはガラスや金属などの廃棄物転がっていたので、気をつけなきゃいけないセクションだったのだけど、あせりか、つかれか、やってしまった。チューブを入れるべく、交換作業に入るが、タイヤレバーがない!?ああ、レース前準備忘れていたようだ。砂ですべりタイヤがはずせなくて、途方にくれる間にも、バンバン後続に抜かれていく。リタイア・・・なんて一瞬思いもよぎるが、何しに来たの?自問自答の答えは、もちろん“走るため”。金属でタイヤきったのなら、タイヤレバーの代わりになる金属もあるはず、とおもい、その辺を、砂地の中を手探りで探し始める。空き缶やら、おもちゃの部品やら、なんかいっぱいごみあるな~なんて思いながら、丈夫そうな、そして先の細い釘をゲット!これで、タイヤをはずして、チューブを入れて復活!この作業に9分くらい費やしていたので、トップ10は狙うべくもないが、ひとつでも前へ、と追い上げ開始。パンクで休んだためか、足が回るようになり、ドンドン追い越していき、最終ラップへ。気持ちよくペースに乗り、行けるとこまで行くぜ!と走っていたら、コーナーをぬけたら、パンッと・・・ふうまたパンクだ、どうやらサイドカットした部分からチューブがバーストしたようだ。もう修理のすべもないよ、どうする?もちろん走る!押しだけど!!たっぷり1周分5マイルくらいか~なんて押して走っていると、追い越していくライダーが、みんな声をかけてくれる。大丈夫か!?とか、チューブ持っているか、とか。そこで、「ないよ、助けて!」といったら、一人のライダーが、チューブを投げてくれた!!
「あ!でもエアーもない!」と叫んだら、次のライダーがカートリッジを!嬉しい落し物を拾い,交換作業へ。でも、レバーもないや、と思ったら、観客、いや無線を持ったマーシャルが、近づいてきて、大丈夫?と。レバーがないから換えられないかも、といったら、そっと、車のキーホルダーを!それで、交換成功!めっちゃルール違反だけど、勝負のためではないのでOK!?寛容なレースだな~と自己解釈して、ゴールに向けて再スタート。今度はパンクできない、最後尾なので、誰も助けてくれないしね。
パンクをしないように、ソローリ、ソローリ、と走りながらも、数人ヘロヘロライダーをぬいていく。もちろん「Are you OK?,Let’s go with me!」と声をかけて。
そしてそのままなんとか、初挑戦のNMBSのゴールへとたどり着いた、安堵。
翌日のShort Track。昨日の疲労が全身に来ているけど、まあ、何とかなるだろうと、見よう見まねで、試走をこなす。GaryFisherのNatt Ross選手が「昨日はいい走りだったね、でもパンクとは惜しかったね」と。声をかけてくれて、STの走り方を伝授して、嬉しかった。
そのSTだが、スタートは初参加でポイントゼロのため、最後方。といあえず、前述 Nattを目標に目指してスタートを切る。ペースは最初から速く、ラインはなく、集団をパスするのは至難の技、ぜんぜん前に出れない!どうすんのこれ??なんて考えてもわけが分からず、とりあえずこつこつ抜いていくしかない。といっても、全員トップスピード、全開走行なので、なかなか抜けないどころか、無理やりインをさしてきたりと、かなりハードな肉弾戦。ちらりとトップのほうに目をやると、はるかに先を行って、その走りはスムーズ。こりゃ、冷静にここにいる場合ではない、とにかく前に出るように突っ込んでいくようにする、そうするとNattの直後に追いつき、これはいい感じなのか??と思いきや、そのままそこでプルアウト17分ぐらいで強制終了されてしまった・・・ハイテンションのイケイケドンドンに、回りに遠慮などせずに、ガンガン突っ込んでいくことが必要だ、ラインとか、スムーズとか、リズムとか、自分のペースとか、細かいことは一切おかまいなしに!
気を取り直して、向かった次のSuperD。これもまた勝手が分からず、集中も上手くできず。周りのトップ選手もずいぶんカジュアルでブリーフィングをワイワイいいながら聞いている。と思いきや、スタート15秒前にとたんに集中しだした!これもめちゃめちゃテンション高い!!
スタートはルマン形式のランニングスタート!これも押し合いチックになって、迫力負け・・・最後尾スタートとなり、僅かにラインが選べる上りで、コツコツ抜いてく。最初上り貴重で、そのあとは一気に下る。それも分かっちゃいるけど、なかなか抜かせてはもらえない。くだりに入れば、トップはまさしくトップスピードで下っていき、また遥か彼方に。途中の平坦区間に出るときにはもうばらばらで、抜ける人もいないくらい。先に見える選手に向かって、とにかく漕ぎ、下りまくる。そして、そのまま、なんだかわけの分からないままにゴール・・・イメージとしては人に邪魔されるタイムトライアルって感じ。きっとこの種目の本質をぜんぜん掴めていないんだな、と思う。これもまた、最初から全開で、とにかくトップスピードを開発していかなければならない、とい課題だけは掴んだ。
初挑戦のUSシリーズは戸惑いまくりで、思うような走り、結果が出せなかったが、それはつまり、まだまだ自分には足りない能力、そう、未開発の部分が眠っているということに気がつかせてもらい、刺激をもらった。この未開発の部分をUS遠征中に是が非でも開発して、こっちのレースでも上位に名を連ねたい。

2008年02月17日

J2 Minami-Satsuma

IMG_40872.jpg

レース名:JCF J2 南さつま市大会
場所: 南さつま市金峰レクの森公園特設コース
WEB:http://wakitasoft.com/Timing/Results/2008/20080211/Result01.pdf
開催日:2008/2/11
天候:曇りのち小雨
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2008 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008 
サドル    PHENOM 2008   
タイヤ    前:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       後:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova LST Silver Light
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
Fサス    MAGRA DURIN
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンクVAAM Charge
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 優勝 

内容
2008シーズンオープニングとなる今レース。2月初頭での九州という、時期的、地理的要因のため、有力選手、参加選手は少ないながらも、よいトレーニングとしてレースを走ることが出来た。
コースは、シングルトラックを多用したハンドリング重視のコースながら、要所要所に、ジープロードのペダリングセクションがあり、スピーディーなコースとなり、タイム差もつきずらいコースであったため、良い緊張感が保てた。
また、スペシャライズドチームの新体制での初戦であったため今後に向けたよいシュミレーションの機会にもなった。今年はオリンピックイヤーであり、チームとしては代表になることは必定であり、加えてそのパフォーマンスの向上、発揮、そして多くの人に“魅せる”ことが重要なテーマだ。
そういった意味では、今回のレースは、男女共にライバル不在の状況下で、現状のパフォーマンス、“魅せる”走りができたと思う。
レースはスタート直後こそ、九州の代表的な選手にこの南さつまのレースに花を添えてもらおうと、トップで走りきって欲しかったのだが失速したため、やむなくトップへ。その後は次第に独走になってしまい無理なくそつなく、STはハンドリング、ジープロードはレースペース強度のトレーニングと思い集中するように努めた。
そうしているとチームメイトのシバケンが2位に浮上してきて、スペシャチームのワンツーだな、と思っていたが・・・残念!
ともあれ、幸先の良いスタート、これから本格的なシーズンインまでのトレーニングをしっかりとこなしていく。

IMG_39892.jpg
IMG_40552.jpg

2007年10月31日

J2 Shuzenji

レース名:JCF J2公認 修善寺大会
場所: 日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市)特設MTBコース
WEB:http://homepage2.nifty.com/randi/event_index.html
開催日:2007/10/28
天候:晴れ
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008 
サドル    PHENOM 2008   
タイヤ    前:S-Woks Souserwind 1.8 2008
       後:S-Woks Souserwind 1.8 2008
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas Evil Eye LST Silver Light
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM Charge
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 優勝 

20071031_29.jpg

内容
Jシリーズ最終戦から、2レース目、コレが今シーズン最後のレースだ。10月も4週間連続で、なにより、北京プレオリンピックから疲れが抜けきらないままに走ってきた。野球で言うと延長15回、ぐらいな感じで、疲労感で一杯だったが、レース、という場所、機会があることは、選手にとってとても重要なので、出来うる限り走った、走ることの喜び、意義を噛締め、最善を尽くそうと。
レース週末には、突然の台風!により、試走もままならなくなってしまい、カラダの温存に努めた。また、今回は頼れるメカニックがこれなかったので、バイクの温存と言うことも意識した、当日は、台風一過で晴れる予想だったので、ここでバイクを傷めてもしょうがない。
天気予報どおり、当日は快晴。コースコンディションは見る見る回復しているようで、ドライタイヤでも問題ない、という状況まで回復した。
オーラスということもあり、さすがに、もうほとんどの選手がランキングを確定しているのでスタートする選手の数は、エリートクラスは少なかった(代わりに昇格、降格のボーダーにいる人たちによるエキスパートの任ぐうは多く、盛り上がっていた)。なかで、絶対的に今回達成しなければならないことは、シバケンとのSPECIALIZEDのワンツーフィニッシュだ。あるいは自分自身の完走か(苦笑
このワンツーフィニッシュを意識してスタートした。コースは回復しているといっても、日陰のシングルトラック、木の根はツルツルで、全く今日の自分は乗れていない、バイクを上手くコントロールできず、いたるところで、スリップ、スリップ。さすがにまだ、マッドタイヤのほうが適している感じだった。しかし、ピークへ上った段階で、完全にシバケンと二人きりになり、よし、このまま二人のペースをキープしてゴールを目指す!と下り始める。そうすると、ますますぬかるんで荒れた路面が現れ、てこずってしまう。ここでは、シバケンのほうが走りが良い。まあ、問題ない。

20071031_33.jpg

2周目には、体も慣れてきて、徐々に路面に対してのコントロールが出来てきて、3周目には路面にラインが出来てきて、スムーズに乗れるようになった。ドライタイヤで問題なく走れると言うことは、マッドタイヤに分が悪いので、同じペースを刻んでいても、シバケンの負担が大きくなるようで、ミスが目立ってきた。その先の下りコーナーで、ガサッと、いう音とともにシバケンの気配が消えた・・・振り返ってみたところで、状況は見えない。カラダは辛いから、待ってられないよ~と、一人先を急ぐ。4周目、しかし、大概現れないので、クラッシュのダメージがでかいのか、バイクを壊したのか、など考えていた。ともあれ、微妙にペースを落として、後続の状況を確認する。ファイナルラップには、シバケンが復帰して2-3位争いをしているらしく、自分との差は大きい。ああ、ワンツーフィニッシュ、手を繋いでのゴールをしてみたかったな、などと思いつつ、重い脚を、筋力発揮、力が出ない古いゴムみたいな脚で、それでも、最後のレース、丁寧に、気持ちよく、上手くカラダを綺麗に使って、そんな心がけをもって、レースを走りきった。
最終的には、シバケンもよく踏ん張りなおして、ワンツーフィニッシュとあいなった、GJ!

DSC_1971.JPG

これで、本当に2007シーズンが終了しました今は、安堵感で一杯です。これからしばらくは、来期の青写真を描きつつ、心身ともに静養、回復、充電に努めて、そのひと時の休息の後、直ぐに鍛錬の日々に戻ります。平和的生活よりも、刺激的生活が似合ってますから!これからも、皆さんに刺激をもらい、そして皆さんに刺激を感じてもらえるように、走っていきます。ありがとうございました。

2007年10月24日

Avalanche JAPAN XC Marathon in KIJIMADAIRA 2007

レース名: The 26th MAZDA CUP/
アバランチェJAPAN クロスカントリーマラソン in KIJIMADAIRA 2007
場所:長野県木島平村周遊特設コース
WEB:http://www.846.info/index.html
開催日:2007/10/21
天候:晴れのち曇り 
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008 
サドル    PHENOM 2008   
タイヤ    前:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       後:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
ハイドレーションバッグ Camel Bak ローグ
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM
            レース前、中カロリー摂取 Power Gel&PowerBar
            
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm red1+シャモアクリーム
結果 総合5位  年代別2位
内容:
いやー楽しい、辛い、レース?イベント?運動会?だった。5位と言う結果は、まあ、トラブル含みのご愛嬌と言うことで、勘弁いただきたい、と。
世界でも参加型のイベントとして人気のあるMTBマラソン、日本でも、ロング、エンデュランス系のイベントはロード、MTB問わず人気があり、各所で様々なイベントが増えている。
とりわけ、今回の“アバランチェJAPAN クロスカントリーマラソン”は、ヨーロッパスタイルを標榜するだけあり、開催地の街中を駆け抜け、住民の皆さんが家の前で応援を送ってくれる、と言う、人気の無い山奥とはまた違った、趣きあるコースレイアウトだった。そのため、確かに舗装路区間もあるのだが、応援、ふれあい、が得られるメリットのほうが大きいと感じた。加えて、コース上には、ゲレンデ直登の厳しいヒルクライム、ガレ場、ハイスピードゲレンデなどの激しいDH、そして、歩いても登れないようなロープが必要な超急な登山!もちろんバイクは担いで、それでも、一歩一歩を足場を確かめながら、ゼーハーゼーハー上っていかなければならない。これがメチャメチャきついので、前述、舗装路区間が安らぎに感じ、地元の皆さんの応援が、とても励みになる、という、“アメとムチ”の繰り返しによってゴールまで走りきれた。
レースのほうは、スタートはまだ薄暗く寒いので、テンションを上げても、カラダがついてこない状況で・・・スタート後は、先導車が妙に速く(笑、ゆっくり走り出すつもりが見る見るペースアップして、されて、しまい、本格的なクライミングに入るころには、2人きりに。朝は寒かったけど、日が差し、温度が徐々に上昇してきているので、長い運動時間ゆえ、水分補給はとても大事だ。CAMELBAKを装備して走っているので、2ℓを飲み切るつもりで、前半から、積極的に、持続的に摂取しておく。イージーな水分補給と、大容量の水分+食糧、スペアパーツ、ツールの携行が可能可能なので、こういったロングイベントにはCAMELBAKは欠かせない。その後もどんどんゲレンデを登っていき、激登山区間に突入!結局そこで、総合優勝した彼においていかれてしまった。彼の歩みは力強く、こちらは、フラフラ。陸に上がった魚、よろしく、自分も自転車を降りたらただの人だな、などとため息をつきながら見送った。そしてその後の下りで、前輪がスローパンク!補修材で直して、センカンドループ(2周目)に入り、タイヤがやわく感じて、2度目のスローパンク・・・草を刈ったところが多く切り口など、何か踏んでしまったのかもしれない。が、こういった、トラブル対処も、ロングイベントの魅力の一つ。自分で、何でもやるという、サバイバル要素がたまらない。フィーと深呼吸して、ヤレヤレと、そして何故かニヤっと笑みがこぼれながら直し走り出す。舗装路のダンシングで、ブニュブニュしてしまい、空気が少ない、またパンクしそう、と思い、止まってハンドポンプで、エアーを再充填していると、後続2人にも抜かれてしまった。まあ、あせらない、あせらない、ということで、パワーバーをムシャムシャ食べながら、作業を終え、追っかける。 “根性坂”というわれるゲレンデ直登のキツイ坂で、マシュンがのってクリアしているのが見え、それに続き選手は押して歩いている。ここは自分も乗っていかないとね、と、ブリブリ登りきり、差を詰め、よしここからの一気下りで追いつこう!とグリグリ漕いでDHしていたら、またまたパンク・・・ここでさらに一人に抜かれた。タイヤを外してチューブを入れて修理完了。もう、パンクは出来ない。安全走行で、ゴールにたどり着くことを優先する、まさにサバイバル(苦笑 去年は王滝でパンクをたくさんしたし、今年はここでパンクをたくさんした。こうして、シーズン終わりのマラソンイベントで、一年のパンク厄払いをするのが、毎年の定番になりそうだ(笑 こういったトラブルすらも、楽しく対処できるのが、カツカツのスピード至上のXCレースとは違う、マラソンイベントの程よいゆるさのいいところだ。といっても負けるのは悔しいな、と。一番になるには準備が大事で、いつの日かしっかりと準備してマラソンに挑戦したい。なにより、楽しかったし!

2007年10月17日

Japan Series Final

IMG_0393.jpg
レース名: JCF Jシリーズ最終戦 瀬女大会
場所:石川県白山市瀬女高原スキー場特設コース
WEB:
開催日:2007/10/14
天候:晴れのち曇り 
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008 
サドル    PHENOM 2008   
タイヤ    前:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       後:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM
            レース前、中カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 5位 
内容:
「満身創痍的に疲労している状態でも、それなりに走ることができた。上記の通り、絶対値のコンディションは悪化傾向だが、相対値としてはまだまだ高かった・・・」
前週のJ2大会でのレースレポートだが、今回の結果から言えば、絶対値はさらに下がり、相対値もクロスオーバーしてしまったうえでの5位だったといえよう。

この日のレースは、過去何年間もMTBレースシーンを力強く支え、引っ張り続けてきた、雷太選手、野口選手の公式戦引退レースでもあり、関係者の“想い”はものすごく強いものだったろう。そう、その“想い”こそレースを走る原動力、であり、大きなパワーを生み出すものだということを多くの人が感じたレースだった。
1位は序盤からガンガン攻めて独走態勢を築いたJシリーズ初優勝の山本幸平(ANCHOR)、そして2位には辻浦選手、コンディション悪化をものともせず鬼気迫る走りで2位を確保、雷太選手の所属するチームのワンツーフィニッシュを達成させた。さらに、3位には野口選手の後輩、小野寺健。
彼らは、モチロン実力を有しているからだが、それよりも、キモチ“想い”の強さが、走りの強さを実現しているか、をも決め、そしてそれが強かった。
勝ちたい、自分のため、先輩のため。その想いは、ほかの選手の2倍はあったのだろう。
すべての後続を置き去りにして、3人は走った、全力でゴールへと。素晴らしいレースだった。

しかし、このようなパフォーマンスが出せるのならば、なぜいつも出せない?メンタルの弱さは各自の課題だろう。いつまでも先輩はついていてくれない。自分自身が先輩を超えていくつもりで頑張らねばならないし、そこに日本のレベルアップも見えてくるだろう。

PA140746.jpg

では、自分のレースはどうか?前述の通り、疲労が抜けず、風邪気味からか下痢もあり、さらには、直前のトレーニングでスリップ、転倒ということもあり、満身創痍に拍車がかかっていた。しかし、ともに戦った二人を送り出したいキモチで自分も走った。疲労を抱えても、先頭で走ったが、すぐにチェーンが折れ、キモチも折れ・・・疲労に負けた。負けは負けだ。このレースでは、メンタルで負けた。

PA140739.jpg

強いものが勝つのではなく、勝ったものが強いのだ。このレースの真理からも、彼ら3人はこれからもっと強くなる。自分も今のパフォーマンスに満足することなく、より高くありたい、そのための努力は惜しまない、そう思わせてくれた将来の自分にとってもプラスとなる良いレースだった。
雷太選手、野口選手は、このような大きな種をまき続けてくれた。自分はどうか?何もできていない。それゆえ、せめて自分にできることは自分を強くすること。このことを肝に銘じて、もっともっと昇れる強さを身につけよう。

このJシリーズ最終戦を持って、2007シーズンの主な公式戦は終了しました。新生SPECIALIZED JAPANの契約選手として、全日本チャンピオン、Jシリーズ総合チャンピオン、日本ランキング1位というグランドスラムを2年連続して達成できたことは、すべからく、多大なバックアップをしてくれた、SPECIALIZED、そしてチームスタッフ、その他多くのスポンサーとサプライヤー、そして応援してくれている多くのファンの皆様のおかげで、自分が努力することができているからこその成果です。ですからTKに関わる多くの皆様が自分自身で掴んだタイトルだと、そう思ってもらえれば幸いです。

来年もこの成績を必達目標に、さらに視野を広げて、より以上の成果を上げるべく、関与してくださる多くの皆さんの力で、進んでいきましょう!進んでいきます!!

ありがとうございました。

竹谷賢二
I’m SPECIALIZED
 

2007年10月07日

J2 Hakotayeyama

20071007_25.jpg

レース名: JCF J2箱館山大会
場所:滋賀県箱館山スキー場特設コース
WEB:http://www.846.info/index.html
開催日:2007/10/06
天候:晴れのち曇り 
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008 
サドル    PHENOM 2008   
タイヤ    前:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       後:S-Woks Fast Trak LK 2.0 2008
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 優勝 

1006TK2.jpg

内容:
アジア選手権大会、世界選手権大会、そして北京でのオリンピックテストレースの、3レースをこなしてきて、国内では、全日本選手権、Jシリーズ白馬さのさか大会からの2か月ぶりのレースだ。来週にJシリーズ最終戦を控えてのコンディション調整、また、Jシリーズ大鰐大会が中止になったために急遽参加を決めたが、Eddyさんをはじめ、SPECIALIZEDのサポートにより、満身創痍的に疲労している状態でも、それなりに走ることができた。上記の通り、絶対値のコンディションは悪化傾向だが、相対値としてはまだまだ高かった。
J2公認大会ということで、エントリー数は少なかったけど、トップ10レーサーはほぼ顔を揃えているので、いつもと同じレースが期待できそうだったので、それなりに、走れればいいかなと思ってスタートしたけど、巡航ペースが速くないので痺れを切らして、単独でドンドン先に進むことにした。これに山本幸平選手が追従して来てくれた。正直、疲労状態であるため、勝負に負けてしまうかもしれない、と思いつつも、積極的にペースを上げてくれる彼の走りは嬉しかった。ほどほどのペースで落ち着いて、そこでの勝負争いをしている場合ではないことを、フランス遠征から学んでいて、ドンドン彼もペース上げるべく、ガンガンとペダリングにパワーをこめている(ちょっと軽いギアを使いすぎかな・・・)。1周目から4周目まで幸平と一緒に走り、5周目にSTで幸平が転倒して、それをよけてラインを変えたら、こちらも前輪を木の根に取られて転倒、ステムに脚をぶつけて痛かったけど、目が覚めた感じだ。幸平は疲れてきたのからの失敗か、その後、じわっと離れていく。じゃあね~とそこからも自分のペースをキープして、6周回、ファイナルラップも、消化して1位でゴールした。
今回は、コースの距離がちょっと短く、そして周回数が少ないので、1時間29分台でのゴールで、2位幸平とは55秒差、しかし、3位以下には5分ぐらいの大きな差がついている。
こうなると、次週Jシリーズ最終戦でも幸平との、マッチレースになるだろう。しかし、幸平の存在は今の自分にとって、とても嬉しい!1週間しっかりと疲労をとって、また幸平とのレースを楽しめるようにしよう。

20071007_26.jpg

2007年09月27日

The "Good Luck Beijing" 2007 International Mountain Bike Invitational Competition

200709240002.jpg

レース名:The "Good Luck Beijing" 2007 International Mountain Bike Invitational Competition
場所:Beijing Olympic, Laoshan Mountain Bike Venue
WEB:http://www.cyclingmtb2007.org.cn/
開催日:2007/09/22
天候:晴れ
使用機材:バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
     タイヤ    前:S-Woks FastTrak LK 
            後:S-Woks FastTrak LK
            前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント レース2時間前補食      powerbar
       レース30分前ドリンク    VAAMチャージ
       レース15分前+レース中カロリー power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
結果 5位 
内容:
驚き!興奮!
これに尽きるこのレース、世界レベルのレースでの5位、そして1位から6分36秒の遅れ、あと、2分30秒速く走れれば、表彰台、だったのだ。まあ、現段階のベストは尽くせたので、これ以上は無理だが(苦笑

北京オリンピック参加枠の、アジア選手権、および国別ランキングでの獲得を絶たれた今、できること。
それは、このプレオリンピックでのコースの調査、ではなく、精一杯の走りをして、結果を出して、見ているであろう誰かに、最高のアピールすることのみだ。"Good Luck Beijing"、このレースの名前の通り、“Luck”を引き寄せるのだ。

北京オリンピック本番に向けたシュミレーションとしての位置づけのテストレースであり、有力選手すベ手が参加しているわけではないが、
スタートリスト(http://imagesx.sports.cn/File/2007/09/22/0953306821.pdf)を参照すると、メダル候補な選手はモチロン含まれていることがわかる。中国、日本、香港、韓国、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、ナムビア、アメリカ、カナダ、コロンビア、スイス、フランス、スペイン、オランダの15カ国から3人ずつで、50名(実際のオリンピックのエントリー数)に満たない人数は中国の地域代表により補填されていた。

コースは、北京西部の住宅街の中にある公園?あるいはオリンピック、自転車競技&MTBのためだけに作られた場所、のような会場にあり、かぎられた範囲内を細かくアップダウンを繰り返しているレイアウトだ。道幅は狭くはなく、くだりも取り立てて、難しいところは無い。しかし、コースは、急勾配の登り返すショートクライムと、ピークを目指す、ロングクライム、のコンビネーションで、斜度+うねりのある路面で、ダンシング&パワークライム、とくにトルクが重要なコースだ。これを男子は前代未聞の10周回!!するということは、ラップは12分台ということだ。ということは9周時点で9分36秒遅れたら、ラップアウトとなる、とても厳しい関門だ、しかし、はじめからコレを気にしてはいられない。このレースは自分にとってのオリンピックなのだ、と言い聞かせ、スタートを切った。

ここからは、正直おぼろげな記憶しかない・・・最近の定番の如く、スタートから、全開、全開、全開、だった。スムーズにスタートを切り、ヨーロッパパックにつけていたが、ちょっとしたコーナーで、マレーシアがインから強引に入ってきて、そしてアタフタと走ってくれて、微妙に中切れ。登り返しでラインを外して、強引に抜いていくが、すでにパックとは少し差があいてしまう。ここから、マイペース走行へ、とするわけはなく、とにかく前へ、前へ、追いつく、追いつく、ととにかくかかる一番重いギアをチョイスして、グリグリ踏みまわす。ちょっと足りない場合は、シフトダウン、ではなく腰を上げて、ダンシングで踏んで踏んで、やり過ごす。キツイ!キツイ!!アップダウン、コーナーをジェットコースターのように抜け、あっというまに、1周目を終了、電光掲示板でのトップとの差は、54秒差、18位。このペースならば完走だ、よし!完走は問題ない、攻めて、攻めて、攻めて、前に、前に、前に。気持ちで負けない、折れない、ように、遠ざかる集団を引き寄せるように、ペースをキープする。2周目トップとの差は1分10秒、17位。ん?たいしてその差は、開いていない、いけるぞ!タイム差が示すように、差が広がらない、ってことは、後続選手に追いついているってことだ。ほどなく、集団を分断されチリジリになった選手が点々となって、視界に入ってくる。良い目標が出来た、ヨーロッパやUSの超有名選手たち、ヘルミダやJHKを追い越していく。GJ!、Go Ahed!と彼らから声をかけられる始末だ、きっと彼らはこの後リタイアするのだろう、息も絶え絶えだった。彼らトップ選手もまた、同じ人間なのだ。連戦疲労、時差ボケ、温度、湿度、空気など環境の違い、自分たちが遠征するときの苦労を彼らもまた味わっているのだ。環境のせいにしてはいけない。しかし、こちらもまた苦しい。追い込みすぎか、オエッと、嘔吐、半分戻し気味で、喉が,口内がにがい、一気に戻しそうなところで、下りに入り、ちょっと落ち着けた、危なかった。苦しみ、追い込み、トップ選手を追い越した3周目が終了、2分14秒差、11位。
キツイ!苦しい!気持ち悪い・・・オーバーペースか。よくやった、いいペースだった、完走は出来る、10番台でゴールだ、自分には十分な結果だな。そう、満足も出来たはずだ。しかし、自然と、ホームストレートで、きっと前を見据え、腰を上げ、シフトアップして、前を追う自分がいた。なぜ?コレがレースだからさ!キツイ=楽しい!!そうなのだ、苦しさの中で、楽しみ、を十二分に感じていたのだ。
そのキモチ、勢いはスピードに表れる。USのアテネオリンピック代表のTodd Wells(http://www.toddwells.com)に追いついた。抜きざまに、とても驚いた表情を見せ、追走してくる、プライドか。下りで、上りで前に出られ、抜きつ抜かれつを繰り返して、ペースを上げていく、攻める、楽しい、攻める、楽しい!そして苦しい・・・サイドバイサイドのまま4周目を終える、2分24秒差!?6位だ!!!  このときのラップタイム4位相当だったのだ!まだだ、まだ落ちないぜ!お互い意地で、ペースを上げていく。ああ、そういえば、カナダWCでも彼を追い越していったっけ・・・憶えているのかな、この日本人め、とか(苦笑 ならば、負けるもんか、と歯をくいしばって、ギアを上げて振り切りにかかる。もうクラクラだよ、こっちもさ。と登りきると、差が大きく開いていた。よぉおおし!と喜び勇んで下って、登り返しもバンバン踏んでいく、勢い良く。そしてロングクライムで、また前に選手を捉える。Kashi Leuchs(http://www.kashileuchs.com)だ!この人も本家キャノンデールのチョッパヤなひとだよ、世界選で、トラブルで出遅れ追い上げていく途中に後ろにつけたけど、程なくちぎられたな・・・今日は追いついた、と言うことは、追い越せる、と言うことだ!向こうもこちらに気付き、流していたのか、急にペースアップ!レースの走りだ。くぅ~速い!当たりまえだ。うーーーーゲロンパだよ、キモチ悪い。。。しかし、千載一遇のチャンス、それすら飲み込んで、喰らいつく。あれ、相手もキツイのか?上りで前に出れた、ふぅーっと一息つくと、また追い越していく。ああ、こうやって、二人で、ハイぺースを保つのね、 I understood! おしおし!行こうぜ、Go together! パックで5周目通過、2分51秒差、6位でレースの半分を終了!!!

200709240001.jpg
NZ代表ジャージのKashi,先行しているのがJPN代表TK

よし!まだ半分、いや、もう半分!イケル!やれる!Kashiをちぎってやるぜ!などと無謀なイメージをもってしまったのが、良かったのか、悪かったのか・・・つらい、きつい、きもちわるい、3拍子をものともせず、脚に力を感じて、ペダリングパワーをEPICを通して路面に伝え続ける。クルクルじゃダメ、グー・・・グー・・・でもダメ、グルングルン、でなければ!回せるギリギリ重いギアを踏みまわす!もう、脚がとれそうだよ・・・なんて感じてる場合ではない、プッシュ、プッシュ!カシーは?うーん、普通についてくる、やっぱりすごいのね!でも、キモチで負けない!ガンガンいった6周目、4位だ、1分16秒前に3位がいるよ!トップとの差は、3分21秒。
ゴールまでイケイケ!イケル?本当に?なんて、現実的感覚が戻った瞬間、疲労の波にカラダが飲み込まれ沈んでいく・・・ロングクライムで僅かにケイデンスが低いなと思った瞬間、カシーは行ってしまわれた。あああ!もうため息しか出ないよ・・・なんとか、ヘロヘロながら、カシーの残像に追従して7周目を終える、残像じゃなくて10秒前にいるのに、もう力が出ないよ。4分6秒差の5位。
ここからあと3周回!?どうする?完走できる?いや、完走する!3周回と言っても、1周が短いので、通常のレースならば、あと1周ちょっとだ。この周を終えればファイナルラップ!とキモチだけでもポジティブにキープして、走り続ける。スペインのCarlos ColomaNicolasが、豪快なペースで追い越していく。でも全く反応できぬ。5分10秒差、6位。
脚がとれそうだぁ!と叫びたくなるのをこらえて、レースに集中。辛いのは誰でも一緒、まして本調子でないトップ選手ではなおさら、それは同じ。10秒前に、今度はフランスのCedric Ravanel (http://www.ravanel.com)が視界に入ってきた!6位と5位、どっちがいい?そりゃ5位でしょ!では、もう一回頑張りなおせ!!追い抜け、追い越せ!回らない脚で、踏んで踏んで、フォームも、ペダリングも関係ない、気合と根性!カラダでバイクを進めるのだ。追従するかに見えたセドリックもGJ!と言い残して遅れていった。4位のラップタイムだ。6分1秒差、5位でファイナルラップへ!
もう前にも後ろにも、選手は見えない。可能性としては、自分が遅れたら、間違いなくセドリックに追いつかれるということのみ。最後だ、最後!自分に言い聞かせ、踏んで、踏んで、また、踏んで!目がチカチカ、真っ白な感覚のまま、ただただゴールへと!!

2時間18分29秒、長いようで、あっという間のレースが終わった。
トップとの差は6分36秒。そして順位は5位。

この数字の見方は人それぞれだろう。
自分としては現段階での最高の結果、そして中身だと、そう判断している。

現状他の日本選手で誰が出来るだろうか?いや誰も出来ない、それが現状だ。
でも、現状は打破されるべきもの。
必ず、今後日本選手もこれを破り、さらに世界トップに近づいていくと確信している。
自分でここまで出来たのだ、他の人が出来ない理由は一つも無い。

そして、オリンピック。自分はこのレースを自分のオリンピックだと思って走った。もう一度チャンスを掴んで走りたいと強く願う。
しかし、幸運を逃しても、それで終わりではない。次の目標は、自分で決められるのだ。
次へ、さらにその次へ、と。

必ずやる!と決めた目標のために、今、行動しよう。

検索


当サイトに掲載されている記事および写真の無断複写、転載等の利用・使用はお断りします。
Copyright © 2007 Takeyakenji.com . All rights reserved.