2009年07月23日

2009 MTB Japan National Championship

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レース名:2009 JCF 全日本MTB選手権大会
場所: 長野県富士見パノラマリゾートMTBクロスカントリーコース


WEB:

http://wakitasoft.com/Timing/Results/2009/20090720/Result03.pdf
開催日:2009/07/20


天候:晴れ

使用機材:


バイク    SPECIALIZED 2009 S-works Epic Carbon(BG Fitted)
ホイール   ROVAL CONTROL SL 2009 


サドル    SPECIALIZED BG PHENOM SL 143mm    


タイヤ    前: S-Works Captain 2.0
後: S-Works Captain 2.0
 前後 1.9気圧

アイウエアー SPECIALIZED Helix with ADAPTALITE PHOTOCHROMIC NXT 


シューズ   SPECIALIZED BG S-Works MTB Shoes 


ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle


HRM    POLAR RS800CX


サプリメント 

レーススタート30分前 GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー

レース中エナジー摂取 power gel


レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー

GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー


マッサージオイル Sports Balm  イエロー4+リフレッシュフルード
ペダリングサポート ニューハレ Xテープ
コンディショニング http://www.joe39.net/


結果 2位
内容

負けて悔しくない訳はないが、負けて気持ちがよいと思えるのは自分を送り出してくれた、若手選手たちの走りだ。
今年のオフから引退宣言をし、明確にこの日、この時、この瞬間にすべての力を出し切れるように、最高の走りが出来るように、準備を進めてきた。
プロ選手として自分を高め、常にトップを狙い手中に収めるために走るレースはこれで最後だ。
レース前の数日は全く普段と変わらないように、準備を進めてきて、特にこれといって緊張する訳でもなく、ただいつもと同じように、やるべき事をしっかりとやり、決戦の日を待っていた。
その当日、あまりにも、あまりにも、応援に、観戦に来てくれた多くの方々に、事の大きさを再認識して、かなりの緊張に見舞われた。そうだ、引退レースは初体験だ。初めては誰でも緊張する、失敗は許されない。が、それは自分が望んだ事だ。
昨年引退の意志を固めた後、元旦のブログで、この全日本選手権大会を最後にプロ選手としてのレース活動を終了させることを宣言した。明確なゴールを設定したうえで、そこに適切な手順でアプローチしていく事、自分のスタイルを最後にきっちりと行う事。そして、
自分の引退、最後のレース、という打ち上げ花火を用意する事で、レースという祭りが多くの人によって盛り上がる事。この2つがプロレーサーとしての最後の仕事と課していたのだ。
事前にテレビや雑誌など媒体の取材を受けていたり、多くの方から「720富士見にいきます!」との励ましの言葉をもらっていて、当日の状況は、成功の図式は予想していた。
それが、実際は、予想以上に多くの人が来てくれた。自分と何かしらの接点があったであろう方、東北、九州、自分が訪れた遠方からも。純粋にMTBレースを観たい、という明確な意志を持って、レース会場に足を運んでもらえたという事実。こんなに嬉しい事はない。
だから、緊張した。自分の考え以上に多くの人に想いが届いていたのだから、自分もそれに応えるべく、皆が思う以上の走りをしなければ、と。
スポンサーもそれに応えてくれて、応援グッズを今日のために用意してくれた。
そしてレーススタッフも、いつも、いつも、最高の準備をして、スタートに送り出してくれるが、今日はいつも以上に想いを込めて準備をしてくれた。
万感の想いを込めてレースが始まる。

”大応援団”
そう、今日は自分の大応援団が会場を占拠していると言ってもいい状況だった。コールは4番、スタートラインに立つ。2005年からメカニックをつとめてくれたエディーさんと最後の握手をガッチリと交わす。ここまで自分がやって来れた、縁の下の力持ちだ。2001〜2004年はパワースポーツシックの高橋清文さんがメカニックだった。ともに、自分の調子の良いときも、悪いときも、そして、些細なリクエストにも全能力を使って応えてくれた。
バイクは常に最良の状態でスタートを出来る喜び、任せられる信頼感、そして、お互いに全力でやる、というプレッシャーをかけつつ、それをクリアしてきたなーなーではない気持ちのよい関係だ。

”競争相手”
隣には、優勝候補筆頭の山本幸平、そして後方ラインには同じく対抗の辻浦圭一、彼ら加えて、可能性があるのは小野寺健、この4人でのレースになるだろうと予想していた。
幸平の今年のフランスでのレース結果、ワールドカップとフランスカップの世界チャンピオンとのタイム差は昨年とは明らかに縮まってきている。その差では自分は走れないだろうタイムだった。辻浦、小野寺は国内レースで数回一緒に走っている。そこから、読めたのは幸平が最初からいく中で小野寺がそれに追従すだろうし、辻浦は中盤、後半に向けてうまくペースを刻むだろうと。そこに追従できれば、勝機もあるいは。男には負けると分かっていても戦わなければならない、といった面持ちか。
果たしてその通り、レースは幸平のスタートダッシュから始まった。いいスピードだった。小野寺もそれに追従していく。さすがに二人とも海外レースを主体として過ごしているだけある。キレがいい。自分は、悪くはないが若干遅れて6位でシングルへ。先頭から3人は明らかに速く、前の選手と間が空く。自分も乗れていた。遅いと感じる。
アスファルトで前に出て、幸平、小野寺、辻浦に追いつく。そこからのシングルののぼり、幸平の実力が徐々に明らかになる。3人とも良いペースで走っているはずが、ジリジリと離されていく。ペースが速い、それは海外の選手とは知っている感覚にも似ている。スーッと伸びていく速さではなく、周りの選手を蹴散らしてでも前に出て行かないといけない、ガツガツとした速さ、だ。いくつもの壁を乗り越えていく、キツさ、限界、いいわけ、そういった壁を打ち破っていくように、頭が、身体が制御不能と感じるまで追い込む。

”白く光る世界”
2位に上がり、離れいく幸平を追いかける自分も追い込めていた。集中できていた。しかし、そのペースは自分の集中を枯渇させるに十分なものだった。集中からそれは次第に、追い込みの白さから、クラクラとした目眩に変わりはじめる、イケる、から、ヤバい、へと。優勝を目指す最後のレースはここで終わった。追い込んだ果ての白く光る世界の住人ではなくなったのだ。
折しも、照りつける日差し、高まる気温、そして目眩、昨年の全日本選手権大会のごとくノックダウンか、と思うも、最後のレースをそれで終わるわけにはいかない。引退レースだから、勝負に勝てないから、ペース落とし、流して走っても誰も責めるものでもない、楽になっちゃえよ、との声が沸き上がる。よくやったよ、と自分で思えるのか?これからずっと後悔しない終わりなのか?自分で甘えを打ち消す。自分の走りを見に来てくれた大応援団にしっかりと応えなければ。

”今出来る最高の事をやる”
自分は常に、今やるべき、最適で最良な、最高の事を、ベストを尽くす事を信条としてやってきた。今こそ、それをやるべきだ。残り3周、まずは目眩からラフになるハンドリングを正常に戻すべく、意識、呼吸、動きをコントロールする。のぼりは試走で決めたシフトスケジュールをこなすため、ペダリングに集中して、トクルをかけ、スムーズにフォロースルーをこころがける。自分の走り、動きに集中、進むバイクに、スピードに乗る感覚、いつも大事にしている要素を忠実にこなし続ける。のぼりは確かにキツい、しかし自分で気持ちは折らないこと、自分を駄目にするのは自分だ。自分を良くしてくれるのは周りの力、応援だ。今日の応援は最高だ。最高の走りをキープするのだ。

”継ぎゆくもの”
レースは、遅れたかに見えた辻浦が、追いついてきて追い越していく局面があった。意地を感じた。
小野寺も攻めた。身体が軋もうが、痛みを覚えようが、身体で力一杯ペダルにぶつけた。ただラフな走りが機材トラブルを招き寄せた。
二人とも言い訳を用意しない走りだった、表彰されたい訳ではない、勝ちたかった、それしかない走りだった。この日、確かに勝負をしていた。
幸平は、前だけを見て走った。世界との差を見据えて、それを縮めるために。周りを見る事なく、周りに合わせる事なく。自分の目指した事、やりたかった事。幸平がやってくれる。
ああ、開きゆく差を確認すると、肩が軽くなるのを感じた。あとは、自分のために走ろう、ただ自分の走りをしよう。

”ゴール”
一人になり、みんなの待つゴールへ、バイクを走らせる。前との差、後ろとの差、ともに埋まらない。しかし、自分の精一杯の走りで最後のゴールへ。SPECIALIZEDのアイデンデティティである赤に染まったゴールへとバイクが滑り込む。
終わった。
自分のために集まってくれた多くのスペクテーターの見守る中、自分自身出来る事は全て出し尽くした。自分も、勝者も、競った相手も、スペクテーターも、スタッフも、全てが、レースに関わる全てがパーフェクトだった。最高のレースがみんなの力で実現した。これがやりたかった。
悔いはない。
さあ、”次を”またみんなで始めていこう。

”次へ”

2009年06月23日

JCF J2 Kijimadaira

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レース名:2009 JCF MTB J2公認大会木島平村
場所: 長野県木島平村常設MTBクロスカントリーコース

WEB:http://wakitasoft.com/Timing/Results/2009/20090621/Result01.pdf 

開催日:2009/06/21

天候:雨のち晴れ
使用機材:

バイク    SPECIALIZED 2009 S-works Epic Carbon(BG Fitted)

ホイール   ROVAL CONTROL SL 2009 

サドル    SPECIALIZED BG PHENOM SL 143mm    

タイヤ    前: S-Works Captain 2.0
後: S-Works Captain 2.0
 前後 1.8気圧
アイウエアー SPECIALIZED Helix with ADAPTALITE PHOTOCHROMIC NXT 

シューズ   SPECIALIZED BG S-Works MTB Shoes 

ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle

HRM    POLAR RS800CX

サプリメント
レーススタート30分前 GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー

レース中エナジー摂取 power gel

レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー

GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー

マッサージオイル Sports Balm  イエロー2,レッド1+シャモアクリーム

コンディショニング http://www.joe39.net/

結果 優勝
内容
全日本選手権大会に向けて、最後のレースとなるタイミングのこの大会はコンディション確認、そしてトップ選手同士の最高のトレーニングになると思い急遽参加を決めたが、果たして同様の思いの選手が多く集まり、トップクラスは関西圏の選手を除くとほぼ勢揃いと行った感があるなかでのスタートとなった。

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なかでも、前回Jシリーズ富士見大会を優勝したBSの辻浦選手は今回も、そして全日本でも優勝候補だ。彼とのマッチレースになるなとの予想は一周目から実現し、ゴールまで続く競り合いになるかと思われた。
雨上がりのコースコンディションは、マッド路面とのミックスになっており、辻浦選手優位に進めるかと思ったが、天候は瞬く間に晴れ渡り、急速に路面も回復してきたことにより、路面コンディションよりも、温度、湿度、暑さとの戦いの様相となる。急遽フィードサポートしてくれた関東MTB仲間の計らいにより、飲み水、かけみずを十分に用意してもらえ、とても助けになった。

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下りパート、湿ったハンドリングの難しいシングルトラックでは、差を広げようと辻浦選手が果敢に前に出るが、その後の急峻な上り返しで追いつく。各所で、追い越されては、追い越しを繰り返す。低酸素トレーニング、インターバルトレーニングをターゲットとしている今の期間の身体では、筋肉がキツいが終盤にもつれ込み、勝負はここからだと思い、
体制を整えつつ走っていた瞬間、上りで前でダンシングをした瞬間、カチャン、と音をたててバイクが止まった。危うくぶつかりそうになるが回避、その挙動からすぐにチェーンが切れたことが分かった。

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今回はトレーニング要素でのレース,結果のためのレースではないだろうから復帰はないな、と。勝ち負けはともかく、最後の最後まで競り合いたかっただけに非常に残念な思いでレースは終わったが、自分のトレーニングはこれから!と必死になってペースを保とうと思うが、これがどうにもキツい。暑さでとろけるかのような中、なんとか集中を保つ。2位以下の選手とはものすごく大きな差がついていたこともあったのだが、決めたギア比は守って、踏み続けていく。すべてアウターギアで走りきるように。
高速コース、短いコースとの、前評判だったが、ゴールタイムは、1時間40分、平均20kmととても良い案配だ。そのコースは、クロスカントリースキー場をベースに農業公園内を巧みに走り抜ける、なんともヨーロッパチックなもので、急な登り、タイトな下り、ハンドリングの難しいシングルトラック、パワーペダリングや高速コーナーなどセクション、セクションがリズミカルに小気味よいテンポで繫がっていてレースコースとしては、とても素晴らしいものだった。非常に競り合いの醍醐味を感じることができた。間延びしないことが、一つのポイントだろう。
そして、運営に関わる地元の熱意も相当なもので、来年にはJシリーズ昇格を合い言葉に頑張ってくれているとのこと。昨今の縮小ムード漂うMTBレースの中において、非常にありがたい話だ。選手、関係者一同は、こういった新しい動き、前向きな動きに、賛同、協力をしていかねば、と思う。

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2009年06月01日

2009 JCF MTB JAPAN SERIES J1 XCO#4 in Fujimi

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©kyon

レース名:2009 JCF MTB JAPAN SERIES J1 XCO#4 富士見大会
場所: 長野県富士見パノラマスキー場 MTBクロスカントリーコース
WEB: http://wakitasoft.com/Timing/Results/2009/20090531/index.html
開催日:2009/05/31
天候:雨のち曇り

使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2009 S-works Epic Carbon(BG Fitted)
ホイール   ROVAL CONTROL SL 2009 
サドル    SPECIALIZED BG PHENOM SL 143mm    
タイヤ    前: S-Works Storm 2.0
       後: S-Works Storm 1.8
       前後 2.0気圧 
アイウエアー SPECIALIZED Helix with ADAPTALITE PHOTOCHROMIC NXT 
シューズ   SPECIALIZED BG S-Works MTB Shoes
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
HRM    POLAR RS800CX
サプリメントレーススタート30分前 GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
レース中エナジー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
              GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー2,レッド1+シャモアクリーム
コンディショニング http://www.joe39.net/


結果 2位 

内容
結果は、また、また、また、2位。
でも、今回は満足できる結果、というのは、ものすごいマッドコンディションで、集中してキッチリと走りきることが出来たという事実があるから。
しかし、トップとは、7月の全日本選手権が同様の、MadMudならば、対策を講じなければ勝てそうに無い差でもあった。

さて、レースは前日からの雨、そして当日朝から降りしきる雨により、当然マッドコンディション。加えて、“不幸にも”男子エリートクラスのスタート前には雨が上がってしまい、十分な水分で、十分に煉られた泥は、まさに、お団子を作るに相応しい状態に仕上がり、バイクにてんこ盛りに付着してしまうコンディション。もちろんコースはいたるところがスリッピーに仕上がり、バイクに乗れないでハイクアップする箇所が多数、下りもウッカリするとハンドルが取られて乗車が困難になるところもあるという、難易度の高さ。
こうなると、ペダリングパワー、フィジカルの高さよりも、バイクコントロール、スキルの高い選手に分があると想定していた。

レースのスタートは2列目で問題なく、まずますのスタートを切ったが、ジープロード後のフィード前のゲレンデのラインを失敗、バイクを早くも押してしまう位置につけてしまう。それでも、すぐ前にテクニシャンな選手がいたので順位を上げていけるはず、と思いきや、そのペースは上がらず。ヤバイな、と思ったコース中盤には、早くもトップから1分30秒差と聞く。2周以降も自分自身の順位はどんどん上げていっても、その差はさらに開いていく。これは、届かない、とはやくも悟る。しかし、レースはそれで終わりではない。
最善を尽くすこと、今やるべきに集中すること、これを遂行するべく、高いテンションを維持する。このようなシビアコンディションでは、自分自身に負けたもの、集中の途切れたものは、走りきることすら出来なくなってしまう。例え実力があっても、完走すら覚束無くなるのだ。
ラップを重ねるごとに順位を上げ、遂には2~5位集団に追いつく。レースの展開、駆け引き、そういったことは今回もまるで無く、ただ、自分に集中し、コースコンディションにフォーカスし、ペースを守り続けるように走る。とはいえ、押し区間で差が開いてしまい、ペダリング区間で追いつく、という感じに自然と伸び縮みを繰り返していく後に、4人いたパックは2人になり、ラストラップを迎える。
ペダリングセクションでやや後ろが離れていくことが分かるが、ワンミスですぐに追いつかれてしまうので、気を引き締めてコースを消化していく。いよいよコースの乗車が難しくなったり、チェーンが怪しげな動作を示すなど、細心の注意を払いながら走るが、上り返しで、遂には噛みこんでしまい、バイクを降りてすぐに復旧させて事なきを得る。後ろとは相当大きな差が出来ていて、前にも追いつかない宙ぶらりんな状態のなかではあったが、ふーっという安堵と走りきれた満足感と共にゴールできた。
次に繋がるレースだった。

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©Joko


2009年05月06日

2009 JCF MTB JAPAN SERIES J1 XCO#3 in Hakotateyama

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©Joko

レース名:2009 JCF MTB JAPAN SERIES J1 XCO#3 in 箱館山
場所: 滋賀県高島市箱館山スキー場 MTBクロスカントリーコース
WEB: http://wakitasoft.com/Timing/Results/2009/20090505/index.html
開催日:2009/05/05
天候:曇り

使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2009 S-works Epic Carbon(BG Fitted)
ホイール   ROVAL CONTROL SL 2009 
サドル    SPECIALIZED BG PHENOM SL 143mm    
タイヤ    前: S-Works Fast Trak 2.0 
       後: S-Works Fast Trak 2.0 
       前後 2.0気圧 
アイウエアー SPECIALIZED Helix with ADAPTALITE PHOTOCHROMIC NXT 
シューズ   SPECIALIZED BG S-Works MTB Shoes Limited Red
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
HRM    POLAR RS800CX
サプリメントレーススタート30分前 GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
レース中エナジー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
              GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー2+シャモアクリーム
コンディショニング http://www.joe39.net/


©Joko

結果 2位 

内容
今回の波乱はスタートライン。前回大会2位のポイントはまだ考慮されず、不出走分大会までのポイントランキングでのシーディングになり、後方からのスタート。
右端からスタートを切るが、ペダルをはめてぐい、ぐい、と2,3漕ぎした瞬間、こちら側に選手がなだれ込む、えー、コーナーは遥か先で、縦に伸びてもいないのに横移動は無いでしょ、と思ってとっさに、右側のコース脇に回避するも、ポールに激突!コーステープがギアに絡まり、それを取り除くと、あれ?周りに誰もいないんですけど・・・とっくに集団はコーナーを抜け、遥か先の下りを走行中。げげ、と思ったけど、集中しなおし、取り急ぎゲレンデ終わりまでに集団最後方に追いつく。
そこは一気に激坂になり、集団速度が低下し、渋滞。なんとか端っこからコツコツ抜いていくが、スペースがないので、ペースをあわせないといけず、2x9のギア比ではかなりの踏み踏みで、一気に足パンパン。そして、その先のシングルトラックの入口では、押して歩く順番待ちの列に並ぶ。「おちついていこーぜ」「押す区間では追い抜き無しね」と、スマートな声をかける選手がいて、ハイ、と従う。そのときに脚も休めたので、その後のジープロード登りで、一気に、抜き差っていきポジションアップ。抜けども抜けども、先頭あたりの選手は全く見えない。いつもの練習仲間達に追いつき、追い越していくことを繰り返していくが、みんな頑張っているな!とヤル気をもらい、さらに前を目指す。

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©Joko

数箇所あるシングルトラックでは順番を待ち、ジープロードで抜くを繰り返していく。
ようやく1周目を終えるが、順位は20~30番くらいか、トップとは2分以上の差らしい。
しかし、2周目から選手がバラバラになり、マイペースで走ることが可能になったので、さらに前を目指す。2周目では10番台、3周目では10番以内まで順位を上げる。
4周目には4~6位まであがり、このころになると、追いついた選手もようやくいつものレースメンバーになってきた。追い抜いていくも、追従してきて、すぐに置き去りにすることはできないが気にせず、前だけを追う。

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©Joko

5周目には3位の選手を捕らえ、入賞圏内に突入。そして6周目には遂に2位まで戻ってきた。トップとの差は1分45秒、1分30秒と、ラップを重ねるごとに縮めているが、残り2週では追いつかない計算だ。
だが、何が起こるかわからないのがレース、僅かな可能性を求めて、最大限の努力でペダルを回し、スピードを上げ、ギアをかける。さすがに、身体もキツイ。波状に荒れた路面、急な激坂など、腰部に負担を強いられる。各所の筋肉の緊張が高いことが分かるが、それでも、スピードをキープできるのが、S-Worksエピックのすごいところだ。そのFlowControl Brain搭載の前後サスペンションは完全な調和を見せて、路面のトレースはほぼ全てをそれに任せることが出来る。あとは、足を回すだけだ。レース終盤の疲労感いっぱいの身体も、ケープエピックのそれに比べれば、まだ脚は動く、回せる。

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©Joko

グオーッと勢いを保ちトップを負い続けるが、1分17秒届かずの2位。
前週八幡浜大会も走りのパフォーマンスは向上していることを実感、このままレースとレースペースのトレーニングを積んでいけば、フランスでしのぎを削っている選手達と伍して走れる状態まで上げられると信じ、努力をし続けていこう。

2009年04月30日

JCF 2009 J Yawatahama International Cross-Country XCO #2

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©Joko

レース名:JCF 2009 J Yawatahama International Cross-Country XCO #2
場所: 愛媛県八幡浜市 市民スポーツパーク
WEB: http://www.city.yawatahama.ehime.jp/mtb/
開催日:2009/4/26
天候:曇り時々晴れ

使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2009 S-works Epic Carbon(BG Fitted)
ホイール   ROVAL CONTROL SL 2009 
サドル    SPECIALIZED BG PHENOM SL 143mm    
タイヤ    前: S-Works Fast Trak 2.0 
       後: S-Works Fast Trak 2.0 ノブカット
       前後 2.0気圧 
アイウエアー SPECIALIZED
シューズ   SPECIALIZED
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
HRM    POLAR RS800CX
サプリメントレーススタート30分前 GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
レース中エナジー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
              GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー1+シャモアクリーム
コンディショニング http://www.joe39.net/
メカニックサービス PowerSportsCHIC http://www.janis.or.jp/users/sick/

結果 2位 

内容
7月の全日本選手権での引退を宣言して迎えた、今シーズンの国内初の公式戦、もっと感慨深く迎えるものだと思っていたが、レースはレース、いつもと変わらず冷静に取り組んでいた。
3月の今年のビッグイベント、ケープエピックを走り終え、安堵と多大な疲労が残っていて、それからも癒えてきて、ようやくトレーニングを開始し始めたのが、僅か2週間前のことだ。
そのため、レースに向けてビルドアップされたコンディションではない状態でどこまで走るとができるのか?自分自身判断がつかなく、そして、他の選手達のパフォーマンスも図りかねていて、ある意味、新鮮な不安に軽く緊張もしたレース前だった。

ともあれ、自分に残された機会は少ない、今日のレースを大事に走る、自身のパフォーマンスはどうであれ、精一杯集中して走るのみ!

スタートは国内ポイントをもたない自分は、UCIランキングでセーフ、最前列に並ぶ。
そこからのスタートダッシュは、問題ない位置取りをキープ。シングルトラックに入ると、前走の選手は早くもペースダウン、途中で抜かし、若干トップと開くが、気にしない。
グランド脇を抜け、サクラ坂を登る。概ね4,5位か。
簡易舗装の林道でポジションアップ。2周目には2位まで上がるが、トップを走る小野寺選手との差は開く一方だ。彼は、この1週間前のSeaOtterClassicsでのショートトラック11位、クロスカントリーは10位と善戦し、XCに至っては世界チャンピオンのクリストフ・サウザーから11分とその素晴らしい走りをしてきている。
対する自分のパフォーマンスは、わかっている。追いつけないとわかっていても、追うのみ。単独2位となっても、集中して走り続ける。3,4周とその差は1分30秒まで開く。
そして、レースは動く。小野寺がパンクをしたと、サポーターから聞く。
5周目、その差はみるみる縮まっていく。前半のシングルで追いつき、追い越す。気の毒だが、これがレース。
そこあらも集中して、今出来る最大のペースで走る。といっても、スタートからここまで、常に全開のペースで走ってきていて、ペースを落とさないように踏ん張るだけで、こちらも精一杯。
6周目、最後のラップで、後方2位のデュラン選手に差を詰められていることが分かるが、やはりスピードは上がらない。ターゲットトレーニングをしてないことが、こんなに影響するとは勉強になった。やはり目的にあったトレーニングは大事だ。そのかわり、連日の長丁場のレースを走っているので、ケイデンスを保つことは容易であることから、うまくピッチをあわせて、ペースの落ち込みを防ぐ。最後の簡易舗装も単独で登りきり、勝てる!
と思ったが、そうはいかなかった。
後方の気配を感じ、下りでペースアップ、登り返しで、チェーンが暴れ、脱落。それを直そうと、石の林道で減速しようとしてスリップ、足をつくにも、滑り、転倒・・・チェーンをはめなおしていると、ディラン選手が脇を抜いていく。ああ、と思うが、2位でのフィニッシュとなる。
悔しい、という感はあるにはあるが僅かである。
もともと今日一番速かったのは小野寺選手、ついで、デュラン選手ということだ、それは明白だ。そして、自分の現状の中で、最高のパフォーマンスを発揮できたことに満足できるからだ。
勝負は全てのライバルが揃う、7月20日の全日本選手権大会のみ。
そこまでの3ヶ月間、最大、最高のトレーニングをもって、ベストパフォーマンスを磨き上げていく。

Cape Epic 1

今年の挑戦。
2009シーズンのMTB全日本選手権を最後に、プロ選手活動を引退する自分に残された貴重なチャンスの場に、MTBのステージレースという未知のジャンルを選んだ。

“ABSA Cape Epic(岬の叙情詩)” というタイトルというこのステージレースは、
ズバリ全てのステージを通して完走することが出来れば、英雄伝説に名を連ねることができるという意味を込めた、過酷でチャレンジングなものだ。
8日間のレース、走距離685km、積算登坂14663m、という壮大なスケール!
のルートを移動しつつ、アウトドアキャンプでの生活をしながら走り抜けるのだ。
そしてこのレースの特長ともいえるスタイルで2人のペアチームで争うことになる。そのライダーの車間が2分離れたらペナルティという厳格なもので、トラブルが起こる確率も2倍、失速する確立も2倍となるが、トラブルがあっても2倍の力で解決して走りぬけ!というメッセージ込められているのだろう。

これに600チーム、1200人!という世界46カ国から世界チャンピオンからアマチュアまで、世界中のチャレンジャーが集まる。中には、トランザルプ、トランスロッキーという世界有数の山岳ステージレース、アクロス座アメリカという大陸横断レース、トライアスロン、アイアンマン、はたまた様々な種目のオリンピック代表など世界トップクラスのエンデュランス系アスリート達が含まれている。
自分も、北京オリンピック日本代表の片山選手梨絵選手からの要請により、男女混合チーム“SPECIALIZED Japan”での参戦を快諾、出場に至った。

もちろんこの過酷なレースへの挑戦、という意味合いが大きいのだが、もう一つ自分の目で、脚で確かめておきたいことがあったのだ。2008XC世界チャンピオンであるスイスのクリストフ・サウザーも参加していて、シーズンオープニングのレースとして毎年参加している。その彼とは、ワールドカップなどで一緒させてもらい身近に接しさせてもらっているが、レースではスタートから別次元の速さで圧倒的な差がついてしまう。その速度差はレースで分かっている。しかしその差を生み出す差は何なのか?その疑問解消の一つとして、このレースに注目していた。実際にサウザー選手も、このレースはシーズン序盤の最高のトレーニングだ、と語っていたことから、このレースがどれくらい過酷で、それをどんなスピードで彼は走るのか、そこから、彼と自分との差を見極めたいと考えたのだ。

何が待ち受けているのか、期待と興奮とともに南アフリカに飛んだ。

全8日間のステージレースはまずプロローグ、タイムトライアルから始まる。距離は19km、登坂は650mだ。600チーム、1200ものライダーが一斉にトラブルなくスムーズにスタートするためには、実力別の序列であるとが望ましい。そのため、チーム単位でタイムトライアルを行い、そのフィニッシュタイムで、翌日のステージ1のシーディングを行うのだ(ステージ2からは、前日までの総合成績によりソートされていく)。

Prologue
そのプロローグ会場はケープタウン市中の有名なテーブルマウンテンの麓での開催であり、ライダ-の走る悦び、爽快な眺め、都市近郊の盛り上がりなど、エンターテインメント性もかなり重要視されている。
SPECIALIZED Japanの戦略は、というと、まずは無難にプロローグをこなし、翌日からは、24時間ソロMTBレースの世界チャンピオンという屈指のエンデュランスアスリートである、レベッカ・ラッシュのチームをマークして、初経験のステージレースのペースを掴もうと試みた。
プロローグはその目論見どおり、7位でのフィニッシュとまずますの滑り出しだ。とはいえ、ミックスクラスのトップチームのと差はやや開き、レベルの高さを垣間見る。
クラス7位  走行時間0:55.41,2

Stage1
ステージ1はプロローグの結果から、Bゾーンでのスタートとなる。世界チャンピオンを含むトップカテゴリーの選手たちのAゾーンに続く位置取りなので上々のスタート位置だ。
距離は112km、登坂は2769m。このステージはスタート後は戦略どおりペースの上がるミックスクラスチームをロックオンして前に、前にと順位を上げていく。そして、レベッカチームに追いつき、こちらが得意の急斜面の登りで追い越していく。途中、片山選手のクラッシュがあったが気迫の走りでカバーし、追い込み走り続け、遂には5位まで順位を上げてフィニッシュ。正直3位に入ったのでは?と思えるほどの快走だった。
クラス5位  走行時間6:10.13,1

Stage2
しかし、翌日はステージレースの厳しい洗礼を受けた、身体の疲労だ。ステージ2は、距離は110km、登坂は1527m、と距離は前日同様長いが、登坂が穏やかだ。このため平坦高速集団走行がかぎになると思い、フロントラインであるAゾーンスタートであることを利用して疲労した身体に負担をかけないようにペースを落としていっても、次の集団、次の集団と乗っかっていき、遅れを最小限に止める作戦だった。
しかし、前日に追い込んだ身体の疲労はかなりのダメージとして残ってしまい、ペースが上がらない。その上に、パンクが多発してしまったことから、順位を下げてしまうが、辛くも走りきり、翌日に繋ぐ。
クラス12位  走行時間5:27.37,8

Stage3
ステージ3は距離73kmと短いのだが、登坂は1976mとビッグだ。そして今日一番のピークに向かう登りはハイクセクション、つまりバイクに乗れないほどの急坂をバイクを担いで登りあがるのだ。今日からは戦略も変更した。他チームをマークしてペースを作り出すことはやめて、自分達が一日、一日を走りきれる最大努力のマイペースで走るスタンスにチェンジ。この長丁場を走りきるためには必要な措置だ。その甲斐もあり、辛く厳しいハイクパートを1時間登りきり、疲労の身体でも順調に走りきることが出来た。
クラス10位  走行時間4:39.46,2

※自分がとった写真と共に、バイシクル21 5月号にも掲載されています。この続きは、バイシクル21 6月号にも掲載されます。

Cape Epic 2

Stage4
そして迎えたステージ4。距離は再び伸び114km、登坂は2202mだ。リタイヤの山場といわれていた3日目をこなして、この日を迎えたが、続くステージ5とあわせて、コースの本当の山場はこのステージ4、5であると確信するほど厳しい両日だ。
そしてここでもさらなる試練が待っていた。
幾重に続くのぼりを越え、疲弊した片山選手をプッシュ&プルすることが多くなってきて、身体の疲労も各部にピンポイントな痛みとなって感じ始めたコースの中盤、バイクもピンポイントなダメージが現れた、リアのシフトワイヤーが破断したのだ。これによりリア変速不能で、フロント3段変速のみでゴールを目指す。やや重い、重い、かなり重い、のギア変速で走りきれない登りは、素直に押してランニングだ。しかし、後半は疲労でウォーキングとなる。。。辛くもこのステージを走りきったが、身体の疲労は二人ともピークに達していた。
クラス14位  走行時間 6:14.02,7
Stage5
昨日に続くロングステージだ。走行距離は111km、登坂は2233mと容赦ない。昨日の極度の疲労からは、当然回復していない。そんな日でも、登りはどこまでも続いていく。登れば登るほど高まる疲労、下りも暴れるバイクをコントロールすることがシビアになってくる。エネルギー消費も大きい。毎日平均4000㌔㌍以上の消費をしているので、食事や補給は死活問題だが、疲労が溜まると食欲も落ちてきて、十分にエネルギーが確保できないタイミングがこのステージ途中できてしまった。もうほとんど止まりそうなスピードで、エイドステーションにたどり着く。冷たいボトル、瑞々しいフルーツをとりリフレッシュ、パワーバーやパワージェルでエネルギーを再充填して再び走り出す。レールウエイに沿ったアップダウンの連続するジェットコースターのようなセクションで、リズムの合う地元ライダーと合流して、絶妙の走りでペースを回復。マウンテンバイクの楽しさを噛締めながら、ゴールを目指すことが出来た。
しかし、試練は続く。翳っていた日差しが顔をだし、容赦なく照りつけてくれる。体温上昇のため水を被り、積極的に水分補給に心がける。ピークはまだか?ゴールはまだか?それは遠く、ボトルの水は底を着く。喉が渇く、視界が陽炎で揺らめく。キャメルバックの僅かな残りをボトルに移し変え片山選手にわけ、自分は農場の脇のりんごを失敬して九死に一生を得る。
クラス15位  走行時間 6:09.32,6

Stage6
山場は乗り切った。あと今日さえ乗り切れば、最終日のみ。そう思うと頑張れる。距離は86km、登坂は1546m。楽ではないが、ここまで着たら、きっと走りきれる、そんな自信が涌いてくる。
岩山を登って、登って、ガレ場を一気に下る。一番テクニカルなコース設定だ。コースの終盤にはシングルトラックが長く続いた。ここでMTBレーサーの面目躍如。アドベンチャー的なエンデユランス系ライダーをビュンビュン、追い越し、追い抜いていく。爽快だ。一気にテンションが上がり、走れば走るほどペースが上がっていった。ミックスクラスの先行ライダーも視界に入り、一気に加速してチェイスになる。そして追いつき、追い越す。
ゴールまで逃げ続ける。後ろは振り返らない。ただ全力を尽くすのみ。疲労した身体でも、前を負う気概は失っていない。レース魂は気持ちよいものだ。
クラス12位  走行時間4:45.55,2

Stage7
いよいよ最終日である。このゴールがComplete Finishとなるのだ。前ステージを通しての完走。感慨深いスタートであると共に、この素晴らしき日々が終ってしまうのかと惜別の情もよぎる。距離は60km、登坂は1760mだ。
今日は攻める!二人の一致した意見により、最初から出来る限りのスピードで前を負った。レースなのだ、戦い、出し切るのだ。幾重にもつづくアップダウンを駆ける。ミックスクラスチームを捉え、突き放す。皆辛そうだ。しかし、最後までしっかりと追い込み続けている。負けない!ペースをキープし続ける。そして景観保存区間をハイクで越えていくときに、リズムの変調をきたし、ペースが落ち始める。見えていた背中が大きく離れていく。ここからは自分との戦いだ。最後まで、走りきるのだ。辛い、脚を緩めたい、しかし、後ゴールに向かって一心不乱にペダルを漕ぐ!漕ぐ!!漕ぐ!!!ラストの花道が見えた。
物凄い観衆が、割れんばかりの歓声が辺りを包む。ゴールだ!!!
身体がスーッと軽くなる。飛ぶように、跳ねるようにフィニッシュゲートをくぐり抜ける。嬉しい!楽しい!!大好き!!!歓喜の想いが込上げる。先着したライダーも皆一様に興奮して、よくやった、よくやったと話しかけてきてくれる。カメラも、TVも押し寄せる。
すごい、すごい。やった、やったんだ。
クラス7位  走行時間3:31.56,9

全てのステージを走り終えた結果は、クラス12位 総走行時間は37:55.17,0に及ぶ。
順位という数字を超えた満足度、達成度だ。困難な状況を走りきる、それを達成した者はすべて英雄だ。このレースのテーマを身を持って理解することが出来た。
そして、世界トップクラスとの差を生む要因もいくつも掴めた。
彼らは圧倒的なスピードを持つと共に、圧倒的な耐久力も持つのだ。その耐久力をもって、継続的なトレーニング消化していくことで、さらなるスピードに磨きをかけている。
そして、レースを楽しむ。サウザーはトラブルで順位を落としながらも、チェイスを、競り合いを、そしてレース、ライディングそのものを楽しんでいた。
これらは、今回再認識したが、同様に自分達も持ち合わせていると自負している。
ではなぜ?最大の要因は“民族性の違い”だと痛感した。
このイベントには多くのアマチュアライダーがでている。普段は仕事に勤しみ、年に一度のビッグチャレンジとしてこのレースに臨む、トップアマチュアではなく極々普通の市民レベルの人たちだ。その彼らが、遅い人では60時間をかけてでも前ステージを走りきる。そのフィジカルとしての耐久性、そして、困難な状況を楽しめるメンタリティ、その共通項を広く皆が持ち合わせているのだ。
多くの人がそれを有し、そこから生え抜きの人がプロになり頂点を目指す、それが当たり前の民族性には脱帽であり、日本人では遠く及ばない。
しかし、自分達はそれに近づけているし、日本人にも広めていけるはず。耐えるメンタリティ、楽しめるフィジカルはあるのだから、さらに加えて、耐えるフィジカル、楽しむメンタリティを持ち合わせれば、そこから代表される日本選手もきっと世界レベルに到達できるはず。
このような困難な状況を擬似的に体験できるスポーツは素晴らしきエンターテインメントだと実感した。バイクをスポーツとして広げたい、そして、またこのケープエピックを走りたい、そう願わずにはいられない。


※自分がとった写真と共に、バイシクル21 5月15日号にも掲載されています。

2009年04月10日

Cape Epic Photo Gallery 4

2009年04月09日

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2009年04月08日

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