2007 Asian Championship

レース名: UCI MTB アジア大陸選手権大会
場所:中国蘇州 中国選手トレーニングコース
WEB:
開催日:2007/08/03
天候:晴れのち曇り 酷暑
使用機材:
バイク    SPECIALIZED 2007 S-works Epic Carbon
ホイール   ROVAL CONTROL 2008サンプル 
サドル    PHENOM 2008サンプル   
タイヤ    前:S-Woks Captain 2.0 2008サンプル
       後:S-Woks Captain 2.0 2008サンプル 
       前後 2.0気圧 
アイウエアー adidas supernova L LST Lightプロトタイプレンズ
シューズ   pealizumi Juice M2
ペダル    crankbrothers eggbeater 2ti+ti shrot spindle
ブレーキ   MAGURA MALTA SL
HRM    polar S725X
サプリメント      レース30分前ドリンク    VAAM
            レース前カロリー摂取 power gel
レース終了直後 GOLD’S GYM グルタミンパウダー
        GOLD’S GYM BCAA&アルギニンパウダー
マッサージオイル Sports Balm  イエロー3,4+シャモアクリーム
結果 6位 
内容:
惨敗・・・この一言しかない。

開催地がレバノンから中国になったことで、アウェーでのさまざまな不利な条件化になることは事前に予想されていたが、まさか、ここまでとは・・・認識が甘かった。

大会日程は、十分な試走の出来ないように巧みにトレーニング時間を少なくなるように、また天候が気温40度、湿度90%近い高温多湿な酷暑での、熱順応期間も取れないように、レースウィークの金曜日、というメインイベントとは思えないスケジューリング。
レースコースは、中国選手のトレーニングコースで、各選手たちは十分以上に訓練を積んでいた、そう彼ら、香港選手も含む、選手たちは、トレーニングというよりは、さながら軍隊のような訓練、それも相当厳しい訓練を積み重ね、そこから勝ち残ったものが、代表として、この決戦を迎えていた。

厳しい中国選手の取り組み、若い香港選手の伸び、いずれにも遅れを取っていた。
そして、この2つは1つのチームとして機能していた。トレーニング、対策、サポート、すべて同一だった。選手村となったホテルにも滞在せず、独自の、そしてベストの条件を用意していた。
対して、自分は・・・・準備も甘かった。

レースは、スタート直前の不可解な行動の数々から幕を開けた。
スタート2分前のアナウンスがあった直後、コースを逆送してくるジープが!何事かと、一瞬、集中が途切れる。UCIコミッセールも怒鳴り声を上げてこれを退ける。しかし、カウントダウンはとまっていなかった。騒然とする中で、15秒前のコール、気持ちを切り替え集中を高めて号砲を待つ。スタートの合図はピストルの音、それに身体が反応するように、意識を高める。
“ピーッ”という甲高いホイッスルの音が鳴り響く。
「何だ?」と、思ったときには、すでに中国、香港の選手は軽快にスムーズなスタートダッシュを決めていた。
アクシデントなのか、初めから予定されたイベントだったのか、それを証明すること出来ないが、大会全体を含めて、総力戦を臨んでくる中国パワー。
スタートダッシュも力強く、ラインもたくみに差が広がってしまった。それでも、直線部分で、8番ぐらいまであげてSTにはいった。
そこで、今度はカザフスタンの選手に対しても、甘さを露呈した。
そいつは、はじめからレースを、ゴールをすることを目的としない、妨害要員だったのだ。目の前での妨害走行、抜かせないための蛇行、ありえないほどにブレーキをかけてのスロー走行で、リズムを狂わされ、集中が怒りに変わってしまった。業を煮やし、コーナーリング、ブレーキングセクションで、やつの後輪やリアディレーラーへ、バランスを崩させるか、バイクトラブルになれとばかりに、前輪を激しくぶつけていく。しかし、こちらもふらつきなかなか前に出るとが出来ない。横にならび追い越しかけるとバイクを幅寄せ一緒に玉砕とばかりにぶつかってくる。それでも、怒りのパワーで肩を当てながら前にでることに成功するも、バランスをとりながらの上りコーナーで、後輪を当てられバランスを崩したところで、また前に出られてしまう。
そこからのハイクセクションでの邪魔をしながらの徒歩、さらには、ぶつけてきて、バランスを崩させる。後ろにも選手が詰まっていて、野口選手、辻浦選手が含まれる。彼らにも執拗に邪魔をし続ける。韓国選手とは殴りあう様子も見られた、絶句した。3人がかりで何とかカザフを退けたが、こちらの足を踏み返され、シューズに穴が空くほどだった。
野口選手、竹谷の順で、山頂のジープロードまで延々と続く激坂を上っていく。
暑い、暑い、から、頭が、身体が、熱い、熱い、へと変わっていく。熱砂h病の予兆を感じつつ、前を追わなければ、という思いが、焦りが募る。
その思いは、野口選手も同じようで、第2フィードゾーンを過ぎてからのSTのカーブの続く激下りで、下りの巧者である野口選手が転倒してしまう。そこから、前に出て、第3フィードを抜け、激下りの第2ST,第3STを抜け、ロックセクションのDHを抜けようやく1ラップを終える。
そこから第1フィードでの情報によると、トップを独走中の香港、今回枠を狙っている最大のライバル選手と、すでに2分以上、との大きな差が開いていることを知る。
「なに!?」驚き、しかし、小野寺、幸平、が前を追っている事を聞き、ペース配分を悩む、カザフの妨害で失ったロスがあり、走力はイーブンか、そして飛ばしていて後半失速するかもしれないことから、女子選手は軒並み後半タイムが落ちていたから、ここは無理をするべきではないと、しっかり、丁寧にペースを刻むように走る。しかし、この判断も甘かった。
自分では安定したペースで上っていても、どんどん体温は上昇を続け、視界がチカチカ、頭はクラクラ、身体のキレが失われていく。携行しているエネルギードリンクでもいいからどんどん頭から被って、オーバーヒートを防ぐようにする。この辛さの中で、前を追うべくペースを上げなければならなかったのだが、小野寺、幸平がいるから大丈夫、などと甘えが出てしまった。2ラップを終えたタイムも、数十秒上がるに留まり、香港との差は縮まらない。
そして、3ラップの最初のSTで、幸平が失速していて、追い抜き、先行する。
まずいぞ、レースが半分終わって、追えるのは小野寺と、自分だけだ。追わなければ!
焦りがミスを誘発する、単純に見えて、スピードを上げようとすると、露出した岩が、厳しい斜度が、ペダリングを、ハンドリングを乱し、踏んでも踏んでも、思うようにスピードが乗らない。それでも、スタッフからも、香港はぺースダウン気味で、順位を落としていることを聞く。今やらなければ!だが、力を振り絞っても、速度は思うように上がらず、体温ばかりが非情にも上がっていくことを感じる。このころから薄雲で僅かに涼しくなってきているにも拘らず・・・さらに視界には、香港選手ではなく、小野寺の背中を捕らえるようになってしまった。
ラストラップにはいった、香港との差は?
縮まっていない・・・しかし、諦められない。小野寺と共に、出せる力を振り絞り、山頂を目指す。そこで、彼の背中に、転んでもいいから飛ばしていけ!と最後まで諦めずに戦うように激を飛ばす、それは自分自身に向けて発したものでもあった。
ふらふらでも、疲れても、スピードを上げるべく、下りではブレーキをなるべくかけないように、飛ばしていく、が、STのコーナーでぶっ飛び、ネットに助けられる。最終ロックセクションを抜けるこころには、雌雄は決していた、弱かった、甘かった、悔しかった、情けなかった・・・

4年に一度の想い、自分ではもうこの惨敗の無念を晴らすことは出来ないだろう。
しかし、次の誰かが、果たしてくれるだろうことに、自分自身もできる限りの尽力しなければならない。

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