TK Logic (Start dash)
junjirouさんからの質問です。
「スタートでできるだけ前に行こうと思っておもいいっきりこぐのですが、
いつも最後尾の方になってしまいます。
竹谷選手はスタートが速くなるために特に何か練習はしているのでしょうか?
また、こういうことを意識しているということがあれば教えてください。」
私も苦手です(苦笑
では、スタートダッシュの中身を、段階的に分解して考えていきましょう。
1)まず集中
メンタルです。苦手意識をなくして積極的になるようにしていきましょう。
スタートは密集していますが、周りの選手が信頼しできるようでしたら、
前が見えなくても、接近しても、ロードレースのように密接した集団の中で
同じスピードに身を委ねるつもりでいれば、恐怖感もやわらぐでしょう。
2)ピストルへの反応
反応速度です。これが遅いようでしたら、TVゲームで鍛えてください(笑
> 3)ペダルのキャッチ
キャッチのテクニックには練習が必要です。
スタート→キャッチ→すぐ漕ぎだす、を流れるように出来るまで
集中的にやって、キャッチ技術を獲得しましょう。
キャッチのしやすいペダルに交換するのもいいと思います。
私が今期使い始めたEggBeaterは、
キャッチがとてもしやすいですよ!
他社ペダルは、ステップインというかんじに、踏む感じでキャッチしますが、
これは、スライドインという感じで、ペダリングで回したら
キャッチできているというイージーさです。
4)ゼロから漕ぎ出し低回転を踏みまわし、中回転60~80rpmに上げる
これは、最初の漕ぎ出しを、筋力で爆発的に行う局面です。
通常のダンシングならば体重を乗せて、となりますが、
ここでは、ペダルをはめた瞬間から、一気に脚の筋力で踏みまわします。
これが一番難しく、筋力的にきつい局面です。
トラック競技の記録においても一番重要なポイントです。
クランク半回転の勝負、とも言われています。
これを向上させるメニューとしては、
これはペダルをはめてスタンディングで静止した状態から、
10~20秒を全力でダッシュします。
ギアはレースのスタートギア、アウターx真ん中ぐらいで行います。
スタート共に一気に大腿四等筋の筋力を爆発的に発揮して踏み込み、
ハムストリングスで一気に巻き上げます。
左右の脚の同調に気をつけ、ぶれないようにしつつ、最大筋力発揮を心がけます。
特に最初の一踏み、そして3回転までに集中してください。
シフトアップは必要ないです。
80rpm以上になってシフトアプしたい速度まで加速したら終了です。
これを十分なレスト、3~5分、間をおいて、
集中力と脚の筋力が続く限り、5~10本行いましょう。
向上してきたら、徐々にスタートギアを上げていくことで
スピードアップが図れるようになります。
5)シフトアップ
適切なケイデンス、速度でのシフトアップのポイントの見極めが必要です。
スタートダッシュの練習を繰り返して、感覚を磨きましょう。
6)80~110rpmまでさらに回転を上げていく
踏む+回すは、シフトアップまでの段階で、
この段階では、シフトアップしたギアを回して回転を上げていくようにしてください。
そして、回転が上がったら、またシフトアップして回転を上げる、を繰り返していきます。
7)最高速度へ到達
そして、コース状況、脚の一杯感によって、シフトアップ→回転アップの
段階が終わる速度がスタートでの最高速度です。
8)速度のキープ
我慢のしどころです。
この段階になると、前の段階までの酸素負債や乳酸過多の状態が、一気に訪れます。
少し長め(3分ぐらい)のINTVLをおこなえば、酸素負債の苦しさの閾値を引き上げられます。
このようにスタートダッシュといっても、様々な要素が含まれていますので、
ご自身の不得手なポイントを克服するための練習、インターバルトレーニングを設定して
対策、向上を図っていきましょう。











